6月16日、昼食を東京・大久保で打ち合わせしながら取りました。この町は、韓流スターの台頭のおかげで韓国人街と一般には思われているようですが、実際に足を運んでみると違います。確かに中国人・韓国人が多いのですが、ベトナム・マレーシア・モンゴル・アラブ(イスラム圏)など、多民族・多国籍都市となっていて、ロンドン・ニューヨークやシンガポールに似ています。そして、日本人にとってありがたいのは、JR大久保駅から新大久保駅にかけての小さなエリアにリトルアジア・アラブの料理店街が出来上がっていることです。昨日は私の好みで、本格的な中華料理店に行きましたが(ランチ上海焼きそばセットが600円)、韓国・マレーシア・モンゴル・ベトナムなどの料理店も気軽に入れます。20歳台の時に、「通りひとつ隔てると別の外国」(チャイナ・タウン、リトル・イタリーには良く行きました)というニューヨーク・マンハッタンを愛した僕としては、大久保はこの上なく魅力的な街です。私の知り合いの脳外科医が成城の一戸建て自宅のほかにこの界隈に不動産物件を購入したのですが、利便性だけでなく、この街の魅力は独特だと思います。(画像はモンゴルの「薬膳火鍋」店。食べ放題1,680円は魅力的。次回は入ってみたい。)

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6月14日早朝、ロンドンの「Financial Times」で、アベノミクス(安倍政権の経済財政金融政策)の成長戦略に対し、「大きく失望」と書き、その理由として①企業減税が足りない、②新規創業が米英の二分の一程度と少ない、③中小企業金融に個人保証が必要などを上げています。欧米投資家が日本株売り・円買いを先週から急速に行っているのは、FRB(Federal Reserve pokies online game Board)の出口戦略懸念とともにこれが背景にあると思われます。ただ、私は、日本の歴代政権が「成長戦略」を掲げてきても殆ど実行できてこなかったことと比較して、今回は現実的なアプローチをとって着実に進めようとしていると感じます。成長戦略は、経済構造を変える政策ですから、金融政策と異なり、2~3年かけて成果を上げるもので、以前からこのブログでも書いているように、大胆な規制改革・法人減税・投資促進減税・労働市場改革などを行うことが必要です。もちろん、まだ顕在化していない我が国に必要な改革として、財政再建・社会保障制度改革がありますが、これらを円滑に進めるためにも、成長戦略を早く軌道に乗せることが先決だと思います。Financial Timesが指摘している、②③の点は、日本でどこまで可能か疑問視していますが、若者の自由な発想に基づく創業や事業展開を阻害せず、促進するような政策・施策を現実にどう生かせるか(制度はあるが使われていない場合も多い)、当面は政府主導の思い切った制度が求められると思います。(画像はライフネット生命出口治明会長と。2012年1月31日撮影。世界で初めての「ネット生保」というビジネスモデル確立は大変だった。)

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6月13日午後、長崎市内の「新老人の会」で「長崎県近代化遺産めぐり・夢の遺産」発刊記念として、長崎近代化遺産研究会の熱心な会員の依頼で、長崎の三つの異文化交流の歴史(出島・幕末・戦後)、長崎県の近代化遺産の三つのカテゴリーについて卓話を短くさせていただきました。若いころから医師・教師・公務員・テレビ局などそれぞれの分野で活躍してこられた70~80歳台の方が多く、長崎県の近代化遺産の幅広さ・奥の深さに驚いておられました。この日は前半に源氏物語の研究をしておられたようで、私の両親くらいの年齢ですが、年齢に関係なく社会貢献をしながら余生を楽しんでおられる、お元気な方々ばかりでした。用意していただいた資料の中には、私が約10年前から毎月書かせていただいた長崎新聞の「うず潮」欄の中から2編(「医療・福祉の街をつくろう」・「忘れがたきクリスマス」)がコピーされていたのには驚くと同時に、キチンと読んでくださっている方が年配の方々の中にもおられるのだと嬉しく思いました。(画像は長崎ランタン祭りの孔子廟の「孔子像」。長崎は中国文化が浸透している街。)

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6月10日、仕事の合間に、大阪市・西九条駅前(JR・阪神)にある社会福祉法人・大阪暁明館病院(482床)を訪問し、西岡崇浩病院事務長・岡徹信理事にご案内いただきました。この病院は、平成22年1月に大阪北市民病院の事業継承予定者に決定され、25年4月に更地に新築したものです。病院評価の高い兵庫県の医療法人伯鳳会・赤穂中央病院が経営に深く関わっており、地の利が抜群であることから、産婦人科・耳鼻科を始め、大学医学部からドクターの支援を受けやすいという特徴があります。基本理念が「キリスト教精神に基づく全人的医療を通じて、地域住民が心の絆を実感できる病院を目指します」で、沿革が大正4年5月に大阪市此花区で労働者の宿泊施設「大阪暁明館」だったことからも、社会奉仕的な経営を行って来ていたことが良くわかります。私は公立病院経営のお手伝いをさせていただくことはありますが、民間病院を訪問することは珍しく、私との接点は、長崎の知人を通じて、病院新設の際に、将来の看護師となる人材の確保のために、長崎市内の高校の就職先として紹介させていただいたことにあります。今後も特徴のある都心病院として、検診・治療両面でますます貢献していただきたいと思いました。(画像は同病院1階で。吹き抜けのロビーには、パイプオルガンをクリスマスまでに設置する予定だそうです。) Pokies

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6月9日朝、長崎県諫早市で「健康・省エネ住宅勉強会」が開催され、出席させていただきました。「勉強会」とありますが、国の政策として健康・省エネ住宅を普及させることにより、社会保障関係費(医療費・介護費)を削減しながら、地域の住宅産業を活性化させる狙いがあります。医学・建築学・行政・医師会・住宅産業界等が協力することが必要になり、心臓疾患・高血圧・脳障害・アレルギー等の予防効果と住宅との関連性が実証されれば、政策として打ち出される可能性が大きいと思いました。具体的には、住宅の断熱性を高め、風呂場と更衣室との温度差を小さくするなどが上げられますが、新築・リフォーム両方で採用すべき機能ではないかと思いました。(画像は講演された一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議上原裕之理事長。)

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6月5日昼、安倍総理の講演で「第三の矢」である成長戦略が公表されました。もっとも、五月から徐々に内容は明らかとなって報道されていましたが。直近で市販薬のネット販売の解禁が決まったりしていましたが、成長戦略の内容は、「もう一歩踏み込んだもの」を期待したからか、公表後、日経平均は大幅に下落しました。日本時間の今朝の欧米の新聞も、「規制改革・労働市場改革に踏み込んでいない」など、厳しい論調が出されています。私は、ここ数年の政権で成長戦略が打ち出されては消えてきた現実を考えると、民間の活力を引き出し投資促進につなげるため、大胆な規制改革・税制改革を行うべきであると思います。私が経済講演で良く挙げるのは、1990年代以降のスウエーデンの事例で、経済成長と財政再建の両立に成功できた要因は、①為替相場の大幅減価による輸出増加、②企業のIT導入等による生産性向上、③女性の労働力活用と子育て支援施策などによる需要・生産の拡大です。「三本の矢」のうち、金融政策は為替・金利等金融現象、財政政策は需要拡大に有効ですが、これだけでは中期的な経済効果には限界があり、経済構造自体を変え、民間活力を引き出すためには、大胆な規制緩和・労働市場改革・国家戦略特区や年限を設けた税制改革など投資と生産など中期的な成長につながる政策が必要だと思います。そして、国家の経済成長機会を「知恵を絞り頑張る地方」「民間活力を引き出す地方」にももたらすような仕組み・ルール作り(貿易・観光・医療福祉など)が求められていると思います。私も農水産品輸出・IR(統合型リゾート)・医療福祉サービス等で貢献したいと考えています。(画像は三菱重工長崎造船所のドック。2012年12月20日撮影。) Volume Pills

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6月1日、長崎県佐世保市で「これからの地方都市における街作り」と題してパネルデイスカッションを行い、コーデイネーターとして出演させていただきました。全国でも中心市街地活性化の成功事例とされる高松丸亀町商店街振興組合理事長古川康造氏の基調講演の後、①人口減の中での街作り、②佐世保駅港側の位置付け、③中心市街地活性化の方策、について順次議論を進めました。民間主導で中心市街地活性化を進めることが重要で、「コミュニテイを守る」ことを基本としつつ、「エリア・マネジメント能力」で「楽しい」街作りをproduceすることが必要であることが概ねパネリストの意見でした。朝長則男佐世保市長からは、今回初めて、「定住拠点」「定住・交流拠点」という概念を用いて、A.五番街(佐世保駅港側)を交流拠点として、定住・交流拠点である三ヵ町・四ヵ町商店街を始めとする「既存市街地」への誘導を促進すること、B.佐世保市中心市街地における「拠点」をつなぐ「軸」作りが今後の街作りに必要であることが図を用いて説明されました。特に、Bについては、私が今年1月の長崎新聞の特集で「課題」として挙げた「佐世保中心市街地における市役所~佐世保駅までの細長い地域の土地利用の方針を示すこと」への回答ともなっており、必要な「軸」が明確になったと思います。既存市街地と佐世保駅港側は対立の構図ではなく、高松のように「百貨店と商店街がエリアマネジメントを通じて、双方に利益となる構図を描くことができる」(古川氏)という経験に基づく言葉は重いと思いました。(画像は佐世保アーケード街のAmerican Town Festivalの日米両国旗。6月1日撮影。)

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24NPO

5月29日午後、24年度「長崎県新しい公共支援事業」成果報告会が開催され、受託事業者としてプレゼンさせていただきました。私は、「NPO異分野等交流事業」・「寄附文化醸成事業」を実施させていただき、皆さんの協力を得て、両事業とも、交流・寄附実施者数も大きく、良好な成果を上げることができました。この場をお借りして事業に参加していただいた県民・企業・団体の皆様、全国から来て講演・アドバイスをしてくださった方々、行政の方々にお礼申し上げます。同事業を実施してみて、このような活動を今後も継続発展させるためには、まず、①NPO等を支援する中間支援組織(事業化・運営・資金面アドバイスをワン・ストップで行う団体)の県内設置が必要であり、②福祉・子育て・地域活性化・スポーツ・環境等「分野ごと」の出会いを演出する「楽しい」交流・マッチングが継続的に必要になると思います。また、③寄附文化醸成については、NPO側の情報発信努力と、企業側の長期的な取り組み姿勢(なぜ寄附をするのか)があれば根付くと思います。(画像は事業の一部として行われた「身近な貢献」パネルデイスカッション風景。2013年2月24日出島交流会館で撮影。) Pokies

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5月24日、内容について私がアドバイスさせていただき、長崎の近代化遺産活用事業実行委員会が文化庁に申請した、「長崎の近代化遺産活用事業」が採択されました。内容は、長崎市内の近代化遺産(端島・旧グラバー邸・高島および幅広い近代化遺産)を中心として、①歴史的写真・映像の収集・保存、②日本語・英語・中国語・韓国語によるホームページ制作、③近代化遺産パネル展実施、④テレビ局とのタイアップによるPR用DVD制作・報道番組での特集、⑤子供向け学習ブック制作、です。③は、長崎の近代化遺産の歴史や果たした役割等を周知・啓発するパネル展を実施するものです。楽しく近代化遺産の歴史・意義が学習できる写真・映像・本などのツールにより、子供からお年寄りまでに理解してもらえる内容にしたいと思います。普及のためには、entertainment性は不可欠です。(画像は端島(軍艦島)景観の一部。当初は大都市からの「廃墟マニア」などでにぎわったが、今は修学旅行生や日本の近代化の基礎を作った炭鉱を学習したい旅行者であふれている。日本近代・現代史の正しい理解をしていただくためにも、当時最先端であった石炭産業や近代的経営の先駆者に学んでほしい。)

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6月1日午後、佐世保市で「これからの地方都市における街作り」が開催されます。基調講演を高松丸亀町商店街振興組合古川康造理事長が行い、その後、私がコーデイネーターを務めさせていただき、パネルデイスカッションを行います。パネリストは、講演者の古川氏のほか、朝長則男佐世保市長、佐世保市商店街連合会竹本慶三会長、長崎短期大学安部恵美子学長、長崎市前副市長古賀友一郎氏、都市計画家西郷真理子氏が出演します。主な討議テーマとしては、①人口減の中での街作り、②佐世保駅港側の位置付け、③中心市街地活性化の方策、の予定です。佐世保市は、「成長戦略」を掲げて積極的な都市運営を展開しており、中心街(三ヵ町・四ヵ町)や佐世保駅港側の土地利用(五番街など)が成長戦略を実現するために重要な役割を担っています。佐世保市の中心市街地振興は全国でも成功事例として紹介されており、地域の経済環境が厳しい中で都市機能の充実を図り、今後更なる成長軌道に乗せるためにはどうするかを議論するいい機会だと思います。(画像は佐世保駅港側から見た美しい佐世保港ターミナル。この地域にショッピングセンターが開業する。2013年4月撮影。) Levitra Online

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