6月30日昼、「長崎の鯨商」「鯨の生き字引」と全国的に有名な日野浩二氏(㈱日野商店会長)の黄綬褒章叙勲報告会が、長崎の鯨食文化を守る会主催で、長崎市樺島町の川島学園(調理師学校)で開催されました。これは、私が提案し、同会の川島明子会長(川島学園副理事長)が会場として使うことを名乗り出ていただいたためです。会場がパーテイーとして受入可能なのは40名でしたが、調理師学校としても、若い生徒に食文化をどう表現するか学んで欲しいという意図があります。川島会長のご挨拶・日野浩二氏の報告に次いで、私が祝辞と日野会長ととの協力著書「鯨と生きる」が出版されるまでの経緯をお話しさせていただきました。その中で、「日野会長は「鯨の生き字引」という面もあるが、むしろ大洋漁業・日本水産など大手と取引をして、新しい鯨肉の流通を確立し、百尋(ひゃくひろ=鯨の小腸)など新商品を開発してきたノウハウこそ、次世代に伝えるべきであると話しました。報告会でのお料理は鯨のフレンチオードブル5種盛りに始まり、鯨のフルコースが出され、めったに手に入らない鯨の部位(冠肉・歯茎肉・心臓・畝須(うねす)・舌(さえずり))も刺身で提供され、ある意味贅沢な内容でした。現在は、鯨は原則調査捕鯨に限定されており、価格が高くて子供を持つ一般家庭にとても普及される状況ではありませんが、消費者・生産者・流通業者・飲食業がそれぞれ潤うような量の確保と価格形成が行われれば、西海捕鯨の系譜をひく長崎県の鯨食文化(くじらしょくぶんか)を継承されやすくなると思いました。(画像は報告会での日野浩二氏83歳。) Levitra Online

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6月29日午前9時30分、上野の東京都美術館で開催されている「レオナルド・ダ・ビンチ展~天才の肖像」を鑑賞しました。6月30日が最終日なので、ぎりぎり間に合いました。私が少年のころからレオナルド・ダ・ビンチの絵画の遠近法や幾何学・人力飛行機の設計図などを見て育ったので、関心はありましたが、彼に関する資料が膨大で、日本ではめったに実物を見る機会がなかったので、是非見たいと思ってました。今回は、「ミラノアンブロジアーナ図書館・絵画展所蔵作品」が展示されており、「レスタ神父の素描帖」「ルネッサンスの素描」などの素描と、「アトランテイコ手稿」、「レオナルドの愛読書」に特徴があります。手稿は、光学・幾何学、建築、兵法、機械装置、人体飛行等に分類され、見応えがありました。「レオナルドの愛読書」には、「イソップの生涯と寓話」(ラテン語版)、「軍事論集」、マルコポーロ「東方見聞録」などが挙げられていました。最後に、ジャック・カロの「日本における殉教者」と題した、長崎の26聖人殉教の素描(1626年制作)があったので驚きました。(画像は、図録の表紙である、レオナルド・ダ・ビンチ「音楽家の肖像」1485年ころ制作。)

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6月28日午後、一般社団法人地球温暖化防止全国ネット第6回社員総会が東京・駿河台で開催され、長崎県センター長として出席しました。24年度事業報告に関し、低炭素杯2013の客観的事業評価はどうだったのか、今後の活動拡大に当たり財源をどう確保するのかについて私から質問しました。また、石原伸晃環境大臣に対し、「家庭エコ診断制度創設にかかる緊急要望書」を提出することを決議しましたが、この件に関し、私から賛成の意思を表明したうえで、「家庭エコ診断制度」は現在まだ規模も小さくCO2削減効果も限られているが、欧米の先進国の同様の制度と効果評価について聞きました。これまでの私の国委員会・研究会等運営の経験から、同一般社団法人の地球温暖化防止推進活動を全国的に充実させていくためにも、現状の環境専門家だけでなく他分野も含め国内外の英知を集めるとともに、組織の効率的運営が求められると思いました。(画像は三井住友海上駿河台新館での社員総会風景。同一般社団法人長谷川公一理事長の挨拶。) Online Casino

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6月26日、日本の南極海での調査捕鯨を豪州が違法と訴えた国際司法裁判所での口頭弁論が始まりました。27日のNHKニュース全国版は、長崎市内の鯨料理提供店を取り上げていました。長崎県を始めとする西九州は江戸時代から西海捕鯨の基地として発展し、「鯨食文化」を育んできた土壌があります。私他数人が発起人となり、長崎県の「鯨食文化」を次世代に継承し、「食の街・長崎」として食の魅力を観光に活かすため、「長崎の鯨食文化を守る会」を発足し、長崎市と一緒になって、鯨料理普及に取り組んできました。実際、全国の鯨消費量の1割強が長崎県内で消費されています。私の子供のころの関西を思い出せば、牛肉よりも価格がかなり安かったこともあり、「鯨鍋」(大阪の「はりはり鍋」など)が普通の食生活に取り入れられていました。裁判の行方が注目されますが、福岡から対馬・韓国行きの高速船に鯨がぶつかったり(それだけ頭数が多いということ)、長崎県内で定置網にたまに鯨がかかることもあるので(規制の例外として手続きすれば地元で食べることが認められている。)、伝統的な地域の食文化は守り継承できるといいなと思います。

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6月24日夜、長崎近代化遺産研究会6月例会を開催しました。①近代化遺産パネル展示と講演会・シンポジウムは、長崎大学名誉教授岡林隆敏先生と当公益財団法人で今年秋の開催を目指して準備していること(今回は長崎市・佐世保市・佐々町・西海市等の遺産を取り上げる予定)、②テレビ局とのタイアップによるPR用DVD制作・報道番組での特集については、今年5月に出版して九州・全国で評価され購入申し込みが相次いでいる「長崎県近代化遺産巡り・夢の遺産」(長崎新聞社刊)の構成に沿って10項目に分けて行い、ローカルニュース番組内の特集コーナーで定期的に長崎の近代化遺産の紹介を放映すること、を私から報告しました。九州・山口の近代化産業遺産群もいずれユネスコの世界遺産登録も可能となると思われ(時間はかかるかも知れませんが)、日本の近代化・産業革命をリードしてきた長崎県の先人達が残した知恵の遺産を適切に次世代に引き継いでいくことが日本人として必要だと思います。(画像は佐々町「記憶は未来へ旅をする~炭鉱・国鉄松浦線とともに~」より。「目標突破」の文字が見える。) Pokies

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6月22日午後、平成25年度長崎県地球温暖化防止活動推進員長崎西彼(せいひ)地区研修会をセンター長として主催しました。推進員のレベルがこの4年間で知識面・実績面で大幅に高まってきたので、5年目の今年の新しい試みとして、「子供向けの省エネ行動すごろく実践」を取り上げました。東日本大震災の時の防災避難教育と同様、子供に環境教育をすることにより大人も学び行動することがあり得ます(「釜石の奇跡」のように)。推進員や長与町役場・保健所の方々や私が参加して年齢を忘れてすごろく作りに没入しました。環境・省エネを伝えるコミュニケーション手段として、講義・体験以外にゲームという方法もあります。長崎県内で地球温暖化防止やコミュニテイ活動に興味のある方は今後の募集の際には推進員に手を挙げてください。(画像は長崎市「えきまえいきいき広場」で開催された推進員研修ですごろくを作っているシーン。) Cialis Online

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6月10日大阪も美々卯(うどんの老舗・名店)で、昼食の弁当の味が素晴らしく、あまりにも美しく配置されていたので驚きました(画像。これ以外にうどんが付く。)。最近は、「松花堂弁当(弁当箱の中に十字形の仕切りがあり、縁の高いかぶせ蓋のある弁当で、仕切りにそれぞれに刺身・焼き物・煮物・ご飯などを配置したもの。)」形式のものが多く、彩も美しいと思います。「松花堂」の名は江戸初期の「松花堂昭乗」に由来しますが、弁当に発展したのは1933年貴志家の大阪(桜ノ宮)邸内の茶室「松花堂」で茶会が催された際に、「吉兆」の創始者となる湯木貞一に茶懐石の弁当を作るように命じたのが始まりです。日本を代表するもう一つの弁当に「幕の内弁当(白ご飯と数種類の副食からなる弁当)」があり、江戸時代後期、芝居の幕間(まくあい)・幕の内に観客が食べる弁当として開発されたのが起源とされています。明治以降になってから、幕の内弁当は駅弁の一つとして広がり、現在ではコンビニエンスストアでも販売されています。いずれも器と食材間の色のコントラストが美しく、いろいろな料理をひとつの弁当で楽しめるようにした日本人特有の感性を表現した芸術品だと思います。Facebookを拝見していると、自分で毎日弁当を作っている男性が多いことに驚かされます。私も影響を受けて、将来に備えて料理教室に行こうかなと思います。以前雲仙市(旧吾妻町)のふれあい会館で「雲仙瘤高菜」の料理教室に参加したことがあり、卵焼きがなかなか綺麗に焼けず、恥ずかしい思いをしたことがあります。毎年大晦日に新宿伊勢丹本店の地下にある築地・松露(しょうろ)に厚焼き玉子を買いに行きますが、ここまでで綺麗でなくても少し上手になりたいと思い続けています。

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6月21日午後、長崎県大村市で、「新幹線新大村駅周辺街作り計画策定委員会」第一回会合が開催され、樗木武氏(九州大学名誉教授)が委員長に、私が委員長代理に選任されました。大村市は、空港・高速道路・新幹線の三つの交通結節点となります。平成23年3月に基本構想が大村市によって策定されましたが、新大村駅東側駅前広場の正面にある「長崎県聾学校」の敷地の活用について、昨年12月県知事要望、本年5月県教育庁要望を経て、この敷地の活用も含めた基本計画を改めて策定することが必要になり、今回の開催となりました。委員総数30名(うち学識者委員6名、公募委員5名)と、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構、九州旅客鉄道㈱から各1名のオブザーバーを加え、開催時間も3時間と、大がかりな委員会となりました。単に駅周辺開発の在り方だけでなく、新幹線開業を機に土地利用マスタープランや域内交通網を見直すことが必要だと思いました。(画像は、大村市のゆるきゃらから開発した「おむらんちゃん弁当」。大村市で採れる食材で作った。「大村すし=砂糖をふんだんに使った押し寿司」や「ゆでピー」がおいしそう。新幹線とはイメージが合っていないかも。新幹線開業後は駅弁になるか。2012.11.9の大村市顧問会議で。)

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6月20日夜、長崎大学医学部ポンぺ会館で開催された、長崎地域イノベーション戦略支援プログラム「平成25年度人材育成講座開講式」を見学しました。この人材育成講座は、医療福祉や製造業・IT分野の若手人材に対して、医学・経営学両方の分野を教育し、新商品を生み出すイノベーション人材を育てることを目指しています。私は、長崎県産業振興財団理事・「地域イノベーション戦略支援プログラム国際技術動向調査ユニット」座長、そして具体的な医療福祉分野の新商品開発で長崎県との協働で成果を上げつつある「長崎県医療福祉ニーズ発事業創出支援事業」の統括責任者として、地元人材育成手法に常に関心を持っています。九州全体が医療福祉機器・IT分野の遅れを取り戻すことが必要であり、長崎県はadvantageである医学研究・医療福祉機関の集積を背景として、県内外の企業ネットワークを活用することにより、引き続き「売れる」新商品を市場に提供することが可能であると思います。(画像は、挨拶された長崎大学大学院医歯薬総合研究科小路武彦研究科長・教授。)

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6月19日午後、島原市「水道料金等懇話会・水道事業評価委員会」に委員として出席いたしました。長崎県島原市は平成26年度の旧島原市と旧有明町の水道事業の一本化を目前にして、水道料金体系を決める必要があり、開催されたものです。島原市は湧水に恵まれ、「鯉(こい)の泳ぐ川」が街中に見られたり、「寒ざらし」(菓子)や「英吉利」(海草「イギス」を使った郷土料理)と言った、水を用いる食品が開発されてきました。従って、水源はすべて井戸で、島原市の水道一般家庭用基本料金は4㎥まで567円、8㎥まで798円と長崎県内はもちろん、全国でも低水準です。(10㎥利用で月1,580円、20㎥利用で月2,058円)総括原価から個別原価を算出し、基準料金・水量料金を決定していくのは、次回以降となります。(画像は、島原城下の森岳商店街の猪原金物店。昭和の香りがする。) Volume Pills

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