6月10日大阪も美々卯(うどんの老舗・名店)で、昼食の弁当の味が素晴らしく、あまりにも美しく配置されていたので驚きました(画像。これ以外にうどんが付く。)。最近は、「松花堂弁当(弁当箱の中に十字形の仕切りがあり、縁の高いかぶせ蓋のある弁当で、仕切りにそれぞれに刺身・焼き物・煮物・ご飯などを配置したもの。)」形式のものが多く、彩も美しいと思います。「松花堂」の名は江戸初期の「松花堂昭乗」に由来しますが、弁当に発展したのは1933年貴志家の大阪(桜ノ宮)邸内の茶室「松花堂」で茶会が催された際に、「吉兆」の創始者となる湯木貞一に茶懐石の弁当を作るように命じたのが始まりです。日本を代表するもう一つの弁当に「幕の内弁当(白ご飯と数種類の副食からなる弁当)」があり、江戸時代後期、芝居の幕間(まくあい)・幕の内に観客が食べる弁当として開発されたのが起源とされています。明治以降になってから、幕の内弁当は駅弁の一つとして広がり、現在ではコンビニエンスストアでも販売されています。いずれも器と食材間の色のコントラストが美しく、いろいろな料理をひとつの弁当で楽しめるようにした日本人特有の感性を表現した芸術品だと思います。Facebookを拝見していると、自分で毎日弁当を作っている男性が多いことに驚かされます。私も影響を受けて、将来に備えて料理教室に行こうかなと思います。以前雲仙市(旧吾妻町)のふれあい会館で「雲仙瘤高菜」の料理教室に参加したことがあり、卵焼きがなかなか綺麗に焼けず、恥ずかしい思いをしたことがあります。毎年大晦日に新宿伊勢丹本店の地下にある築地・松露(しょうろ)に厚焼き玉子を買いに行きますが、ここまでで綺麗でなくても少し上手になりたいと思い続けています。

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