コロナの夏に、奈良を訪問

日本中どこへ行っても暑さとコロナで厳しい夏になりました。14日大阪での仕事を終え、夕方からの奈良県の旧友・議員とお会いすることになり、その前に、奈良国立博物館で、「よみがえる正倉院宝物」展を鑑賞しました。年に一度の「正倉院展」とは異なり、明治以降、奈良博物館展などに出展するために復元された作品群です。とは言え、当時の第一級の工芸家が調度品・楽器・仏具・文書・染織品等を復元しているので、それ自体、価値ある作品です。私の目を引いたのは、螺鈿を張り詰めた「五弦の琵琶」と、良弁(ろうべん)・道鏡(どうきょう)の書でした。良弁の書は高僧らしく緻密で整っており、道鏡の書は、法王にまで上り詰めた彼らしく、大振りで、力強い書でした。来館者は、老夫婦も居ましたが、多かったのは若者達でした。若い人の間で、これらの「正倉院の宝物」はどのように感じられたのでしょうか?

夜は、奈良県にお住いの20年来の知人経営者・議員と奈良市でお会いしました。元々理美容・エステ等の総合卸商社をされていましたが、今は幅広い実業家として、フィットネスジムも県内3市でされています。その方の古いお知り合いの料理屋「ほおづき」で会食をしながら、料理屋の主も会話に加わり、あっと言う間に、気が付いたら4時間が経過していました。奈良県や奈良市の課題や、最近のホテル業界についても話が及びました。長崎市と奈良市には、全国トップクラスの観光都市であり、江戸時代はいずれも天領だったという共通点があります。話に夢中になってしまい、コロナ対策として密にならなかったのはいいですが、いつの間にか、お座敷を2人で独占してしまっていました。奈良で魚と肉と野菜の「和洋食のおいしい店」でした。(画像は、吉野の「ひょうたろう」の柿の葉寿司)

画像20200815_073333柿の葉寿司

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