7月19日午後、第1回「新たな半島振興に関する検討会議」が開催され、私が委員長に、新井忠洋長崎県企画振興部政策監が副委員長に選任されました。この会議は、平成27年3月末で失効期限を迎える半島振興法の改正・延長に向けて、今後の半島振興対策の方向性等についての検討・提言を行うためのものです(設置要綱)。長崎県では、北松浦地域・島原地域・西彼杵地域・東松浦地域が「半島地域」に指定されています。今回は半島振興法の概要や、半島地域の現状と課題・問題点についての調査結果についての説明があり、具体的な意見交換は次回からとなります(マスコミへの投げ込みを行うそうです)。私の方からは、挨拶の中で、①若年層の地域からの流出を阻止・緩和し「雇用」が人口減少・高齢化を緩和する決め手になること、②「定住」と「交流」がキーワードとなり、観光等「交流」がさらに重要となること、などを、紀伊半島・伊豆半島の開発・鉄道敷設の歴史を上げながらスピーチさせていただきました。(画像は、東長崎から島原半島をのぞむ美しい風景。手前が牧島。2013.7.18撮影。) hcg weight loss drops

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7月17日、私がセンター長を兼務する「ながさき離島研究センター」主催の離島研究シンポジウム(5月22日開催)の記事「離島振興の方向性を探るー離島振興のキーワード:人材・教育・独自性」を掲載していただいた「五島新報」を発行人の永治克行氏から贈呈いただきました(画像)。記事は鈴木勇次長崎ウエスレヤン大学教授・仲田成徳日本離島センター調査研究部長の講演の要約やパネリストの発言骨子も掲載していただきました。私は、全国有数の離島県として同センターを、日本離島センターを除けば、全国でもユニークな離島研究のシンクタンクとしたいと考えています。8月11日には、私が理事を務めさせていただいている日本ホスピタリテイマネジメント学会全国大会(開催場所:日本大学国際関係学部ー静岡県三島市)で、私から「離島振興とホスピタリテイ・マネジメント~定住と交流」(英文名:Economic Growth and Hospitality Management in Remote Islands-Settlenment and Exchange )と題した研究発表を行います。また、今秋以降には、ながさき離島研究センター主催による新たな研究会シンポジウムを「離島観光」をテーマとして長崎市内で開催したいと考えています。内容について、離島研究や離島行政に携わられる方々などからのご意見もいただきたいと思います。

 

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7月16日午前、第四回長崎県県庁舎跡地活用検討懇話会作業部会がマスコミ等情報開示の上で開催され、副部会長(部会長代行)として出席し、活発な意見が交わされました。限られた面積の跡地ですが、文化芸術ホール(歌曲・舞踊など一流のアーテイストを呼べて音楽・演劇ができ、長崎県の文化・芸能を情報発信できる小ホール)、歴史系資料館(世界遺産資料館・出島との一体化展示など長崎歴史文化博物館とは異なった切り口の館)、広場(多目的)を中核施設とし、バスベイ設置や、観光情報拠点機能も一角に持たせる(IT活用等工夫する)という意見が大勢を占めました。県庁跡地に賑わいを創出し、イベント企画等により集客力のある施設とすることが委員の皆さんの意見の根底にあります。また、施設全体をクリエイテイブな創作活動など長崎県の将来を開ける場とし、広場なども当初は用途を限定せず、多目的に使える拡張性を具備するべきとの意見も出されました。私は個人的には、県庁跡地が、ブリックホールや長崎市文化ホールとは異なった規模・コンセプトで、長崎市内の文化だけでなく、県全体の伝統文化(壱岐・平戸神楽、五島・生月のオラショなど)やイタリア・オペラのアリアなどを鑑賞できる300~500名収容の小さなホールがあればいいと思いました。次回はこれまでの方向性を踏まえ、事務局案を複数提示し、議論を詰め、今後の実現可能性検討につなげることになります。(画像は手前が出島復元、奥が県庁跡地の模型。この二つの一体開発が望まれる。2012.2.22県庁で撮影。)

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7月14日夜、MENSAの会所属の方からのご紹介で、東京・東中野のある隠れ家的料理店で、著名な脳科学者(医学博士)の方と食事をしながら、脳科学独特の分析についてお話しを伺いました。私の専門分野である経営学・経営者論でも、「成功する経営者の心の持ち方」が結果を大きく左右することは知られていますが、これを脳科学的に説明するとどうなるかなど、興味深いお話しでした。「巡り合い事業」(男女の出会いの場を提供する事業)を公的に行っている私としては、この脳科学者が、昔から研究されてきた「恋愛と脳」にも興味があり、女性がなぜ結婚に慎重になるのか、恋愛感情は何故起こるのかなど、実践的な科学的分析をお聞きしました。長崎県にも講演に来ていただき、結婚を考えている方々向けの役に立つお話しや、成長企業の経営者との意見交換をしていただきたいと思いました。(画像は料理店での季節料理の「鮎」。)

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7月11日夜、東京のあるキーテレビ局から私の携帯電話に電話をいただき、7月9日に亡くなられた東京電力㈱福島第一原発所長であった吉田昌郎執行役員の高校時代のことを聞きたいという内容でした。何故かを聞くと、私が同氏と同じ高校(大阪教育大学付属高等学校天王寺校舎)の同学年(第15期)だったと言います。40年も前のことで同氏のことをすぐには思い出せなかったのですが、大学名(東京工業大学)と友達の数名の名前を聞いておぼろげながら思い出しました。同氏が同校に中学から入学していたので、同じ高校で中学から入学した私の妹に電話してこのことを伝えました。福島原発事故はあってはいけない事故だったと思いますが、吉田氏が所長としてリーダーシップを発揮され、極限の最悪の状況下で出来るだけ被害や人命を救おうとされた努力はテレビ画面を通じても伝わってくるものがありました。今はただ、今朝の長崎港の夜明けを見ながら、同窓生・同級生のご冥福をお祈りしたいと思います。

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7月10日午後、山笠の山車が暑さに陽炎(かげろう)ような中で、九州経済連合会主催の「九州の公立大学の在り方を考える研究会」に委員として出席させていただきました。北九州市立大学地域創生学群長の真鍋和博氏に「地域におけるPBL+SLの実践~地域の再生と創造を担う人材の育成に向けて~」と題して講演をして頂き、大学の学生に対する「地域に貢献できる人材の育成」プログラムについて議論しました。地域創生学群は、北九州市立大学前学長の矢田俊文氏(本研究会座長)が企画され、「実践的教養教育」を主眼としており、地域創生学群の第一期生は64名は民間企業(地元大手・中堅を含む)を中心に100%就職しておられるようです。私からは、以前約6年間かけて進めてきた長崎県+ながさき地域政策研究所で進めてきた、「地域人材育成プログラム」(「プロジェクト型人材育成」=内閣府・太田弘子大臣から優秀賞受賞)、「ながさき観光大学」の手法と成果について説明し、「大学生が身に着けておかなければならない学科の理論的フレームワークと実践的学習のバランスをどう取るべきか」を質問させていただきました。「道州制」導入に当たり、公立大学らしい「九州立大学」の主要メニューの一つにふさわしいコンテンツだと思いました。(画像は、博多天神にある新天町の第16番山笠。)

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7月8日夜、長崎市内で「エネルギーとガスの将来」と題して講演させていただきました。現在、原発の行方と再生可能エネルギー、アメリカのシェールガス開発の米国・世界経済・外交に与える影響が注目されていますが、エコノミスト兼経営コンサルタントとして、最新の情報をもとに、①エネルギーの将来、②シェールガスの影響とエネルギー価格の予測、③日本におけるエネルギー・ガスの将来(石油・電力・都市ガス・LPガス)、④電気・ガス供給会社の経営戦略(理論と事例研究)をまとめてお話ししました。私は、若い時代から電力・石油の需給については、世界・日本全体の動向分析・予測をしてきましたが、CO2削減の必要性などから天然ガス・非在来型ガスの活用が促進される中で、エネルギー需給が大きく変化することが予想されます。安倍政権の「成長戦略」の前提として、成長を支えるエネルギー戦略が日本にとっても最重要な課題であると同時に、海洋開発の中で、海底のメタンハイドレート採取など、日本独自のエネルギー確保の観点からも(そして特殊船を建造する長崎の立場からも)重要なチャンスであると思います。講演終了後、熱心な若い方々からもエネルギー需給と価格(国際・国内価格)や経営への影響について、様々な多くの質問が出され、関心に高さを実感しました。 Pokies

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7月7日七夕の日の午前、長崎歴史文化博物館で「歌川国芳展」を見ました。浮世絵の魅力は限られた空間でテーマを力一杯に描いている点です。国芳は、美人画・役者絵も多く描いていますが、水滸伝・三国志・猫といった奇想天外でユーモアにあふれた「戯画」に特徴があります。猫や動物が人間のように着物を着て社会生活を営む版画は、江戸時代における「鳥獣戯画」に当ると思います。ただ、鳥獣戯画ほど社会風刺色は強くありません。国芳の作品はモチーフが独特・大胆で、代表作「宮本武蔵の鯨退治」で鯨と宮本武蔵を結び付けて巨大な鯨を剣で刺すという発想自体が凡人のものではなく、江戸時代にあっては「奇人」の部類に属していたのではないかと思います(笑)。江戸の「粋(いき)」(質素で美しい生き方・所作、美意識・格好よさ)については、明治時代からの日本橋室町の理容店「理容大野」の大野悦治社長に教わったことがありましたが、長崎は江戸とは異なった外国文化の影響を受けた「おしゃれ」「美的哲学」が根付いている土地柄です。長崎の人々には、今回の展覧会を理解しやすい土壌があるのではないかと思いました。(画像は、江戸文化を代表する寄席の新宿末廣亭入口。2012.4.8撮影。) Pokies

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7月4日、梅雨空の壱岐市で第2回壱岐市庁舎建設検討委員会が開催され、委員長として出席しました。「壱岐市庁舎基本構想」のうち、①現庁舎の現状と課題・新庁舎建設に必要性、②新庁舎整備の基本理念について検討しました。①新庁舎建設の必要性については、A.施設の老朽化対応・耐震対応の必要性、B.市民にとって利便性の向上(本庁分散方式からの改善・ワンストップ化)、C.行財政運営の効率化(合併算定替え後に向けた行政運営の効率化)、D.財政上の必要性(合併特例債の活用)、E.防災対策拠点としての必要性(原子力災害に対応するためのUPZ=緊急時防護措置を準備する区域=への配慮。壱岐市の南半分が玄海原子力発電所から30㎞圏内にあり、市民広域避難計画とも整合させることが必要。)などが検討され、委員一致で新庁舎建設が必要との結論になりました。②基本理念については、「A.誰もが利用しやすい庁舎、B.市民としての生命・身体・財産、安全・安心な生活を守る防災拠点としての庁舎、C.環境に配慮した庁舎、D.壱岐市の特性を生かした庁舎、E.市民参画の拠点としての庁舎」、となりました。今後、新庁舎の機能・規模、建設場所、現庁舎の活用などが順次検討される予定です。(画像は博多埠頭と壱岐を70分で結ぶ九州郵船のジェットフォイルVenus。世界に誇るべき造船技術であるが、人材不足から新造船が困難と言われている。2013.7.4郷ノ浦港で。) Pokies

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NBC

7月3日の朝のNBC(長崎放送)ラジオ「おはようコラム」で、私から「地方型統合型リゾートの時代」と題してお話しさせていただきます。今年の秋の臨時国会に法案(「特定複合観光施設区域推進法」(IR推進法))が上程される可能性が高く、いよいよ全国でIR設置に向けた準備が始まると思われるからです。これまで、東京・大阪など大都市中心で進められてきた「統合型リゾート」の議論に対し、国際観光戦略研究所・電通・私などが中心となって「地方型IR」(地域の自然・歴史文化等観光資源を活用したIR)という概念がようやく全国に認知されてきて、長崎県にとってもこの議論を進める素地ができつつあります。もちろん「地方型IR」が全国で幾つも認められるわけではないので、「地域間競争」が起こります。全国の各地域では県・市・民間・住民などの合意形成が進められてきています。私が有識者委員会委員長を務めさせていただいている「西九州統合型リゾート研究会」は、昨年6月に「九州・アジア統合型リゾート構想」を公表しており、長崎県内だけでなく九州全域の雇用創出という観点からも着々と準備を進めていくことが必要になると思います。(画像は、2013年5月21日西九州統合型リゾート研究会総会が行われたハウステンボス・ホテルヨーロッパで披露された模擬カジノ。金銭を賭けないゲーム。)

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