NBCラジオ「おはようコラム」で築地市場・豊洲市場への期待を語ります~長崎県にとっての両市場の意味を考える

10月12日、NBCラジオ「おはようコラム」(午前8時25分)で、現在全国テレビ等を賑わせている「築地市場・豊洲市場への期待」と長崎県からの想いを取り上げます。私が9月16日から、東京都庁の専門委員(市場問題プロジェクトチーム)に選任され、日本の水産業の将来を見据えながら、築地・豊洲市場の機能・経営や卸・仲卸業者について調査を進めています。翻って長崎県の水産業を考えると、関東圏・日本の台所である築地市場と移転先としての豊洲市場の重要性は、東京オリンピック2020を控え、「日本の食」の世界への情報発信という観点から大きいと言わざるを得ません。食の安全・安心の確保や、市場経営の在り方、魚食文化の継承、国際観光客の受け入れ方、輸出促進など、日本を代表する水産県・長崎県にとっても前向きなチャンスだと思っています。

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ある野球選手が僕に勇気を与える~逆境をものともせず成功に導く生き方

「僕の夢は一流のプロ野球になることです。そのためには、中学、高校で全国大会へ出て、活躍しなければなりません。活躍できるようになるには、練習が必要です。僕は、その練習にはじしんがあります。僕は3歳の時から練習を始めています。3歳~7歳までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは365日中、360日激しい練習をやっています。だから一週間中、友達と遊べる時間は、5時間~6時間の間です。そんなに練習をやっているんだから、必ずプロ野球選手になれると思います。(小学6年生の時に書いた「夢」という作文の冒頭)」僕が飛行機の中で読む本は、「心を前向きにできる本」です。これは、シカゴ大学時代からの友人、澤田宏之氏(ブーズアレン・ハミルトン代表取締役、元ジェミニ・コンサルテイングの代表パートナー)がいつも言っていたことの影響を受けています。この野球選手が誰かは、もう察しがついておられると思います。この言葉は、「最高の自分を引き出すイチロー思考」(児玉光雄著)から引用したものです(p.38)。人生は短いもので、自分の力を最大限に引き出すことが充実した人生をもたらすと思います。アメリカでいまだに戦い続けるイチロー選手のように「夢」を持ち、継続することが成功の鉄則であることは、このブログを読んでいただいている成功者の方々が自分を振り返って感じることではないでしょうか。「50歳のシーズンを終えたときにね、こういいたいんですよ。まだまだ発展途上ですからって。」(同書p.200)

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阿蘇噴火で不安~長崎はくんちで賑わい

10月8日深夜(未明)、目が覚めてテレビを見ていると、阿蘇山が噴火したニュースが流れていました。今年4月に熊本地震が起こったばかりなのに、今度は噴火。地元の人はまたしばらく不安だろうなと思いつつ、長崎の観光客も減るかも知れないと咄嗟に思いました。噴火や地震がこれ以上起こらないことを祈るばかりです。昨日から長崎は「くんち」で、私の事務所のある大波止の御旅所(おたびしょ)周辺は大変にぎわっています。ここから、長崎は、ねんりんピック、エコライフフェスタ、ラブフェス(Love Festival)など、イベントが山盛りです。雨天でも問題なく開催できる交流拠点施設の必要性を痛感しています。今年、九州は珍しく台風が長崎の近くを通る回数が多くて、上京する際の飛行機が欠航の恐れがあるケースが多かったです。9月20日も、東京都庁で豊洲市場を視察に行く予定でしたが、足止めとなりそうだったので、参加を断念しました。代わりに、10月25日に豊洲市場のコールドチェーン機能、物流機能、ICT活用を含めて視察させていただく予定です。今度こそ台風が来ないでほしいです。(画像は、長崎市大波止御旅所。)

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長崎総合科学大学「技術マネジメント」の講義が始まりました~第四次産業革命時代の企業経営

10月3日、私が長崎総合科学大学で担当する講義「技術マネジメント」(STRATEGIC MANAGEMENT OF TECHNOLOGY)が本格的に開講しました。これは、同大学で初めての科目で、技術をどう経営に活かすか、新しい技術開発をどう成功させるか、という課題の解決策を一緒に考える講義です。私は、我々世代の常識ではいわゆる文科系ですが、現在のシンクタンクの仕事の中では、IoT(モノのインターネット)、ロボット(ICT技術と機械工学の融合)、ビッグデータ解析、医療・福祉機器開発など、「新しい技術を開発からマーケテイングまでどう進めるか」という理科系的課題に直面しています。シンクタンクの仕事は、論理展開や実証性など「理系的文系や文系的理系」の思考方法が求められることは言うまでもありません。もちろん、学部レベルの講義で経営学がベースなので、経営戦略・経営管理・組織論など、人間臭い部分の講義は基礎として必要ですが、国が進める第四次産業革命を企業経営や都市経営にどう取り込むか、取り込み方やスピード・タイミングなどを事例を挙げながら講義していきます。MOTは、東京工業大学・東京理科大・山口大学などで大学院レベルのコースがあり、大学の学部レベルとは異なりますが、将来の技術者の養成には必要な科目ではないかと思います。

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西海市「さいかい生涯活躍の里づくり基本構想策定協議会」に出席~地域資源活用によるCCRC(継続ケアコミュニテイ)を目指して

9月30日午前、東京から長崎に戻り、午後、長崎県西海市で開催された「さいかい生涯活躍の里づくり基本構想」策定協議会に出席させていただきました。これは、地元西海市の各地区代表・西海市役所が中心として組成した協議会で、長崎県企画振興部・ながさき地域政策研究所・十八銀行・親和銀行(福岡フィナンシャルグループ)が出席して行われたものです。社会福祉法人ふるさとの北島淳朗理事長が進行役となって、西海市の地域ごと(大瀬戸・崎戸・西海・西彼)の地域資源活用による、社会的流入策が提示され、適宜アドバイスさせていただきました。現在内閣府が進めている、CCRC(継続ケアコミュニテイ)型の社会福祉施設と地域が一体となった、地域包括ケアの充実による人口増加を目指しています。(画像は、協議会の会場となった社会福祉法人ふるさと。西海町の丘の上に立ち、周辺は農園、海を見下ろす立地で僕の大好きな風景です。)

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東京都市場問題プロジェクトチーム第1回会議に出席~マスコミ60社に驚き

9月29日午後1時から2時半過ぎまで、東京都市場問題プロジェクトチーム第1回会議が開催され、専門委員として出席させていただきました。12時40分に控室に集合し、12時55分に会場の都庁第一本庁舎7階大会議室に行くと、楕円形のテーブルに7名の席が用意されており、60社のマスコミの方々が来られていました。座長の小島敏郎氏(青山学院大学教授)が基本的な説明をされた後、各委員に意見を聞いていきました。私は、①豊洲市場の安全・安心を確保することが前提で、これを確保しないと市場価値が減少する可能性があること、②投資額(コスト)と運営コストの妥当性を検討すること(取引規模に比して投資額が大きい場合、一時的な投資はできても、維持が難しくなる場合もあり、これを避ける必要がある)、③市場オペレーション(トラックの搬入・温度管理・関係者の動線等)の効率性の検討、④豊洲市場の将来に向けた成長戦略(グローバル化・ICT化・都民・来訪者が日本の食を愉しめる施設や商業施設とのコラボレーション等)、⑤卸・仲卸等の経営状態を踏まえた持続可能な市場経営の検討、の5点について簡単に申し上げました。詳しい発言は、東京都のホームページに、市場問題プロジェクトチームのサイトが設けられていて、当日の資料と動画が見られます。

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東京都「市場問題プロジェクトチーム」第一回会議が開催され、出席します

9月29日午後、東京都「市場問題プロジェクトチーム」第一回会議が都庁で開催され、8人選任された専門委員の一人として出席させていただきます(会議開催は東京都から23日公表済で、インターネット中継されます)。専門委員の選任は、9月16日の東京都ホームページで経歴とともに公表されており、都知事からの委託事項は「築地市場から豊洲市場への移転及び市場の在り方に関すること」となっています。専門委員は、私以外は建築土木・環境の専門家で、私の役割は、経済・市場経営など、市場の経済性や経営面が中心となると思います。私は14年前から長崎県長崎市に住んでいて、水産県・長崎県に来た時に、漁業・水産業・市場の在り方を長崎県漁連の川端代表理事会長や佐世保魚市場の金子会長から直接教えていただきました。長崎県水産品のグローバル化を目指し、上海に輸出するための調査と試行を行ったこともありました。東京の築地市場は、関東圏・日本の台所でもあり、世界の市場として観光客であふれています。東京オリンピック2020を控え、日本の漁業・水産業を継承・発展させ「食の日本」をリードするために、「日本の食品流通」を担う市場機能をどうするか、食の安全安心を守り、経営の効率化を図ることは重要な課題であると思います。

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佐世保・佐々の近代化産業遺産第1回調査実施~明治から昭和の石炭による繁栄

9月25日、佐世保・佐々の近代化産業遺産、特に炭坑・鉄道・橋梁の第1回調査を実施しました。長崎を8時30分に出発し、今回のルートは、佐々ICから佐々駅→臼ノ浦(うすのうら)駅跡→吉井の橋梁群→旧世知原(せちばる)線→世知原炭坑資料館→旧柚木(ゆのき)線→左石(ひだりいし)駅で、長崎に17時30分に戻りました。佐世保・佐々の炭坑で採炭した石炭を、港まで鉄道で運び、関西などに出荷していた有様が目に浮かぶようでした。午後から、ライフワークともいえる大作「炭坑誌」をまとめられた前川雅夫氏も同行し、吉井の橋梁群や世知原炭坑資料館を解説していただきました。佐世保・佐々の炭坑は、長崎県南部の世界遺産・高島・端島(軍艦島)と比べて規模が小さく、炭層も1㍍程度の炭坑が多いのですが、質が高いことで世界的に有名でした。当時の鉄道跡・港の石炭積み出し施設も遺構があちこちに残されており、「ブラタモリ」よろしく、鉄道跡をたどったり、昔の港湾跡を想像する楽しみもあります。適切なルートと解説があれば、有数の観光資源となると思いました(画像は、佐世保市吉井町の福井川橋梁。アーチと三つの小窓のデザインが美しい。昭和4~19年にかけて建設され、戦前の鉄不足のため、鉄筋の代わりに竹筋が用いられている。)。

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長崎市大浦くんち2016で子供「コッコデショ」~祭りを通じて「地域コミュニテイが子供を育てる」構図

9月24日、長崎市大浦にある立ち飲み屋「大井呑(おいどん)」に行ったら、「大浦くんち」の奉賛会(ほうさんかい)の方々(奉納する子供たちの父親の集まり)が、練習後の酒盛りをしていました。大浦くんちは、大浦諏訪神社の神事で、長崎くんちの10日後に開催されており、長崎くんちの「原型」ともいわれていますが、近年では、人口減少に伴い静かな祭りとなっているそうです。ところが、今年の大浦くんち2016は子供「コッコデショ」が奉納され、観光客が大幅に増えるとみられています。その子供の練習の指導をするため、「コッコデショ」の本場・長崎市樺島町から毎日来てくれており、飲み会にも参加しておられました。コッコデショは、連台に乗った子供たちが太鼓をたたき、その連台を数十人が担ぎ、空中に放り投げて受け止めるという勇壮な奉納演技のことで、美しさと勇壮さを見るため、全国から観光客が見に来ます。祭りの練習を通じて、大浦地区では、子供が挨拶や礼儀を覚え、集団行動ができるようになり、「コミュニテイが子供を育てる」ことが実現しています。私は、長崎市大浦地区には「二つの世界遺産を擁する地域」(世界遺産の旧グラバー住宅と世界遺産候補の国宝・大浦天主堂)として特別の想いがあります。地域の祭りの次世代継承と親子を交えた社会教育を進めてほしいと思いました。

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長崎鯨食文化を守る会の28年度後半の企画会議を開催~長崎市「エコライフフェスタ」出店と「鯨1(ゲイワン)グランプリ」

9月23日夜、長崎鯨食文化を守る会の28年度企画会議を開催し、①10/16「エコライフフェスタ」での初めての出展と鯨汁販売(1杯300円)、②「鯨1グランプリ」(29年度に長崎で開催する全県的な鯨料理のコンテスト)を議論しました。①は家族・子供を含め、海の生態系の維持を目指して、長崎の伝統食文化である鯨食に親しんでいただくための企画で、シンクながさきが28年度から業務受託させていただいている長崎市地球温暖化防止活動推進センター(サステナプラザ)の活動としては初めてのものです。水辺の森公園でのエコライフフェスタ開催時に、食事の利便性を高めるためでもあります。②は、江戸時代から西海捕鯨が盛んで、今も捕鯨船乗組員を提供している長崎県各地の、鯨料理の伝承を目指して、伝統食・創作食を含め、料理コンテストを行うものです。江戸時代から鯨の漁獲・流通・調理に深くかかわってきた、長崎市・諫早市・大村市・佐世保市・平戸市・五島市・東彼杵町・新上五島町などの自治体にも協力をお願いしたいと考えています。鯨食文化の体験は、長崎観光の食の魅力を高めることになり、観光立県の起爆剤にもしたいと思います。

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