長崎総合科学大学「技術マネジメント」の講義が始まりました~第四次産業革命時代の企業経営

10月3日、私が長崎総合科学大学で担当する講義「技術マネジメント」(STRATEGIC MANAGEMENT OF TECHNOLOGY)が本格的に開講しました。これは、同大学で初めての科目で、技術をどう経営に活かすか、新しい技術開発をどう成功させるか、という課題の解決策を一緒に考える講義です。私は、我々世代の常識ではいわゆる文科系ですが、現在のシンクタンクの仕事の中では、IoT(モノのインターネット)、ロボット(ICT技術と機械工学の融合)、ビッグデータ解析、医療・福祉機器開発など、「新しい技術を開発からマーケテイングまでどう進めるか」という理科系的課題に直面しています。シンクタンクの仕事は、論理展開や実証性など「理系的文系や文系的理系」の思考方法が求められることは言うまでもありません。もちろん、学部レベルの講義で経営学がベースなので、経営戦略・経営管理・組織論など、人間臭い部分の講義は基礎として必要ですが、国が進める第四次産業革命を企業経営や都市経営にどう取り込むか、取り込み方やスピード・タイミングなどを事例を挙げながら講義していきます。MOTは、東京工業大学・東京理科大・山口大学などで大学院レベルのコースがあり、大学の学部レベルとは異なりますが、将来の技術者の養成には必要な科目ではないかと思います。

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