5月5日は子供の日。長崎でも川をまたがるように幾つもの鯉のぼりが泳いでいます。私は、長崎大学大学院や長崎県立大学で講義をしてきて、学生が気づかない才能をどう生かすか、引き出して上げるかが大切だと痛感してきました。小中学生・高校生教育は私の専門ではないのですが、fbを通じて先生達から私の「個性教育」についての考え方などについて意見をいただくことも増えてきました。学校経営には企業経営と同様使命(mission)と目標(goal)があって、公的教育であれば、「進学率」や「良い学校に入れる」ことは重要です。特に、学習塾などが相対的に少ない地方では、公立学校が進学に大きな役割を担っていることは言うまでもありません。私は自分の小中学校や高校時代を思い出し、その時代に受けた教育が今も人生に大きな影響を与えてきていることを痛感しています。奈良市立三笠中学校での国語や美術の先生、大阪教育大学付属高校天王寺校舎での数学や生物の先生の話は今でも覚えています。特に高校の「個性的人材」を作る教育は、ノーベル賞受賞者の山中教授を生み出したのだと思います。私も、同じ高校でオペラの練習に明け暮れたのを覚えています。4月30日、長崎県教育庁の方が来られて、シンクながさきが「ながさき離島研究センター」を設置したことを機に、県が進めて来ている「離島留学制度」について意見を求められました。全国に先駆けて実施した、離島で特徴のある教育を行う制度で、五島のスポーツ教育、壱岐の中国語・考古学教育、対馬の韓国語教育の3つです。来られた係長さんの熱心なまなざしを見て、教育行政に携わる方としての純粋さを感じました。そこで、「語学は道具(ツール)で、教育の要は内容」「国際的な人材を育成するという使命を前面に出す」「離島の住民の方々との温かい交流こそ多感な高校生にとって最高の教育」との意見を申し上げました。離島留学制度の目的を明確にし、時代の変化に沿って内容を充実させることで、全国から学生が来る高校になるというお話しをさせていただきました。奈良の片田舎から東京に進学し、社会人生活を送ってきた私にとっても、地方での教育が人生のバックボーンになってきたからです。(画像は暇な時に良く走っていた、東京大学駒場キャンパスのグラウンド。2012年3月3日撮影。) play australian pokies online

カテゴリー: 人生, 経営, 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。