雲と海の世界~「入梅や女神大橋雲垂れり」「雲海を割って都庁に降り立ちぬ」「海を割り燕飛び立つ豊洲かな」

6月5日の都庁市場問題プロジェクトチーム会議が終わり、長崎の大波止に帰ってくるといつもの長崎港が待ち受けてくれていました。梅雨に入り、長崎港の入り口にそびえる女神大橋に雲がかかったり晴れたりを繰り返しています。「入梅や女神大橋雲垂れり」。この季節は、全国的に梅雨空で、空からの景色も雲と海だけになります。飛行機で長崎と東京の行き来は雲を跨ぐように、2時間の空の散歩の世界。「雲海を割って都庁に降り立ちぬ」。豊洲・築地市場問題は、僕なりに一つの方向性を出せたと思います。まるで、モーゼの「十戒」(旧約聖書・「出エジプト記」)のように、人類を救うために、神様が海を左右に割って大きな道を用意してくれたかのような壮大な気分になりました。「海を割り燕飛び立つ豊洲かな」。本当は「カモメ」と言いたいところですが、カモメは季語にはなりません。豊洲が俊敏な燕のように高く舞い上がり、発展する将来像が見えています。

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