集客都市長崎を作ろう

福岡財界・福岡市は、「集客都市福岡」の旗印の下、新幹線を活用した関西からの誘客を図るほか、国際観光船誘致やアジアからの誘客に注力する方針を今後明確に打ち出すと聞きます。これは世界の人口動態・経済成長を考えれば当然の戦略です。長崎も同様で、「交流都市」から積極的な「集客都市」へのバージョンアップを図るべきであると思います。長崎は全国・九州の他の地域にはない特異な歴史・文化、地理的優位性を持っていますが、新たな集客戦略として、①学会・コンベンション誘致、②定期航路と国際観光船のダブル集客のほか、長崎に来る理由を作り出す③「新中国人企業街」建設(神戸のポートアイランドにある新中華街と似た目的を有する、2011年11月3日の長崎新聞にも提案)、④医療福祉都市構想、⑤海洋産業研究都市など、長崎の「強み」を活かして「弱点」を克服する戦略を推進することが重要と考えます。その根底になくてはならないのは、「人間を大切にする」風土で、これが他都市と異なる長崎らしい文化を支えていると思います。「平和」の研究・啓発なども長崎の歴史を踏まえた世界への情報発信ができる主題であると思います。私は、「平和」「人間と自然との共生」など人類普遍の価値に立脚し、後世に伝える都市こそが、一過性でない「集客都市」を形成するための核心ではないかと考えます。

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