長崎駅舎・駅前広場等デザイン基本計画作成業務プロポーザル審査委員会公開プレゼンテーションを拝見しました

3月16日午後、長崎駅舎・駅前広場等デザイン基本計画作成業務のプロポーザル審査委員会公開プレゼンテーションがマスコミ・市民公開の下で開催され、拝見しました。長崎駅前再開発土地区画整理審議会会長を務めさせていただいてきており、また、国際観光都市長崎を目指してMICEセンター(コンベンション施設)設置を提案して、基礎調査から関わってきた私にとって、長崎駅舎・駅前広場のデザインは具体的な形を考える重要なフェーズです。プレゼンテーションは5団体によって行われ、それぞれ駅舎の屋根や多目的広場・交通広場などのつくり方に特徴があって、建築の専門家でない私にとって(大村競艇場建替えコンペの審査はさせていただきましたが)、興味深い提案が多いと思いました。やや心配したのは、強風に対する強度と、冷暖房コストの低減策でした。一方、動線や今後10~20年後を見据えた社会動態的な側面が弱く、特に交通の側面で満足できる説明があったのは1社だけでした。長崎駅前は大波止ー浦上線が開通した現在でも交通渋滞が頻繁に見られ、新幹線の開通やMICEセンター設置により、駅の利用者数が飛躍的に増加することが予想されるので、歩行者・バス・路面電車・自家用車のスムーズな動線を確保することが必要です。現在は限られた情報しか与えられておらず、詳細は今後にゆだねられるので、基礎的能力のある団体の選抜が目的だったと思いますが、社会動態やソフト面なしにはハード面だけでは都市は機能しないと考えます。(画像は、プレゼンテーションの議事次第と私のメモ。)

 

 

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