長崎県県庁跡地活用検討懇話会(第9回)が開催されました~提言が概ねまとまる

2月26日午後、第9回長崎県県庁跡地活用検討懇話会がマスコミ公開の下で開催され、副会長として出席させて頂きました。提言は、主要機能として①多目的広場、②歴史・情報発信、③ホールとすることで、ほぼまとまりました。25年度に決めきれなかった点については、「今後に向けての課題」として、①賑わいの創出、②運営のあり方、③機能の整備(都市再生との関係を踏まえた跡地活用、周辺地域の交通ネットワークとの関係性、各機能の配置、県警跡地)、④実現可能性の検討(財政面・事業手法・経済波及効果等)と整理されました。特に、県庁跡地だけでなく、長崎駅前~県庁跡地~まちなか・長崎市役所に至る効率的交通網(円滑さ・混雑解消など)をどう確保するかが長崎市の発展に大きくかかわると思い、私も懇話会・作業部会で発言してきました。また、「ホール」については、長崎市が進める市役所跡地の「文化ホール」や既存のブリックホールとは全く異なる一流アーテイストを招致・育成できる「劇場(演劇・音楽・舞踊など)」を作ることを目指すべきだと思います。佐世保市美術館設置委員会の委員長を務めさせていただいた際にも思ったのですが、アメリカに暮らして経験した欧米では当たり前の、アート(芸術)や建築・商業デザイン等創造的な若者を育成する場が長崎県は少なすぎると思います(陶工や木工アーテイストはおられますが)。芸術・文化施設を作る際には、小さなスクールや若者や創造的な人材の発表の場を提供することも重要ではないかと思います。最後に、「賑わいの創出」は行政もまちなか・商店街も、真剣に効果的に取り組めば十分に実現できると考えています。(画像は、長崎新聞2014.2.27朝刊。)

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