長崎県広報外部評価委員会が開催~「効果的に伝える(communicate)」ことの難しさ

10月20日午後、28年度第一回広報外部評価委員会が公開の下で開催され、委員長として出席させていただきました。長崎県の広報媒体の大きな特徴は、グラフ誌「ながさきにこり」とテレビ番組「こちら県庁広報2課」だと思います。「にこり」は東京をはじめとする県外に三分の一配布されている、グラビア誌で、長崎県の自然・文化遺産・食・人などを大きく美しい写真で紹介しています。「県庁広報2課」は、県政や県開催の大きなイベント等の意義などを4分でわかりやすく解説するもので、視聴率も高く大変好評です。県庁から議事録が公表されるので、ご興味がある方は見てください。私自身、テレビ・ラジオに出演し、「人に効果的に伝える」ことの難しさと楽しさを日ごろから感じています。19日東京から長崎に移動する飛行機の中で、10月発行の一冊の本「兆しをとらえる・報道プロデユーサ―の先読み力」(野口雄史著)を一気に読みました。野口氏は、テレビ東京の「ガイアの夜明け」のチーフ・プロデユーサ―、私が毎日欠かさず視聴している「ワールドビジネスサテライト」のプロデユーサ―です。内容は、ドキュメンタリー番組の仕込みから完成までの経験を克明に描いています。どの都道府県・市町も、県民・市民・町民に、政策をどのような手段でどう伝えるかが民主主義の根幹にかかわる課題です。誤解を生まない「情報の伝え方」一つで、理解と感動を与えることもできますし、トラブルや批判にもなり得ることは昨今の事例を見ていればわかります。私は、講演や授業の場で、大学生や若い方々に「コミュニケーション能力」を高めることを教えています。

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