長崎クリスマスを楽しんでください~世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」

私がいる公益財団法人ながさき地域政策研究所の入り口にクリスマスの飾りつけをした本物の樅の木を飾っています(画像)。これも「長崎クリスマス」の一つです。禁教令により隠れキリシタンとならざるを得なかった敬虔な信徒と250年後の「信徒発見」の事実は、世界のキリスト教の歴史の中でも類稀な事実です。貧しい生活の中から倹約で得たお金で自らの信じるキリスト教の質素だが貴重な教会を建造した信徒に私は感動を禁じえませんでした。私はキリスト教者ではありませんが、今でも、長崎県平戸市の宝亀教会で毎日曜日に行われる早朝ミサで、子供たちが両親に連れられ小さな手を合わせ、祈る姿は、日本が失った「人間の本質」「家族の絆」を最も良く表現していると思います。そのような目で長崎クリスマスを楽しんでいただきたいと思います。

カテゴリー: 人生, 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。