長崎は美しい枇杷の季節~「海原を褥(しとね)に枇杷の太りけり」

5月22日、長崎から日見(ひみ)トンネルを越えて網場(あば)の長崎総合科学大学大学院に行く途中、橘湾(たちばなわん)を背景に、袋掛けした枇杷の山が美しく見えました。東長崎は茂木枇杷の一大産地です。「枇杷の森白い水玉海光る」「長崎の枇杷の畑は海に近く、急な山に張り付くように広がります。この季節は袋掛けされて白い水玉のように見えます。緑白青のコントラストが美しい。」と書いて大分県中津市の俳句の大先生に見せたら、手を入れてくださいました。「海原を褥(しとね)に枇杷の太りけり」「海を敷布団にして枇杷が育つ」様子を温かい言葉で描いていると思いました。枇杷の香りと甘い果汁が口一杯に広がりそうです。日本語の美しさを感じます。

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