鉄川輿助の書評を書きながら空から景色を眺める秋が来ました~「雁になり降りたし東京デイズニーに」「伊木力(いきりき)は温かき大地や青蜜柑」

9月9日大村市内の居酒屋「つんなも」で長崎・大村・諫早文化人の会に出席させていただきました。長崎から大村にJRで移動中、長与線経由だったので、まず蜜柑畑の谷を見下ろしながら、汽車が進みました。「伊木力(いきりき)は温かき大地や青蜜柑」(原句:伊木力の青き蜜柑の谷越えて)。俳句の先生に蜜柑畑の画像をお送りしたところ、「山の頂上近くまで蜜柑畑を伐り拓く勤勉な人柄が読みとれますね。」という感想が返ってきました。また、線路が大村湾のすぐ近くを走り、全国でも珍しい「静かな海面」を楽しみました。「薄野(すすきの)の傾ぎ大村の海藍し」(原句:大村湾薄越しなる水面かな)。「岬の端の薄の群落が湾からの風に翻弄されるように、真っ青な海原に吸い込まれるように傾き打っている様子」と先生からコメントをいただきました。次の10日、長崎から東京への飛行機の中で、長崎市長崎学研究所紀要への寄稿のご依頼があった、喜田信代著「天主堂建築のパイオニア・鉄川輿助ー長崎の異才なる大工棟梁の偉業」の書評を夢中で書いていました。ふと、眼下を見ると、東京デイズニーランドが手に取るように見えました。「雁になり降りたし東京デイズニーに」

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