豊洲市場問題の教訓(NBCおはようラジオ2017.3.15放送要約)~人口減少時代の公共投資の在り方を考える

3月15日朝のNBC長崎放送ラジオのコラムで、「豊洲市場問題の教訓」と題して、人口減少時代の公共投資の在り方について、お話させていただきました。2月23日東京都庁からテレビ中継された第6回市場問題プロジェクトチーム会議で、私が「市場会計と減価償却の扱い・豊洲市場の経営リスクについて」をプレゼンしたことに関し、地方の施設整備の在り方の参考になります。東京都に比べて財政が豊かでなく、人口が減少する長崎県のような地方において、今後公共投資を行う場合、次の二点に留意することが必要であると思います。①公共施設を建設する場合、その後50年間程度の、修繕・維持管理コスト(ライフサイクルコスト)を含めた事業計画を作って、将来の財政を圧迫するような過大な投資は控えること、②公共施設整備に関する建設費や維持管理コストなどの情報を県民・市民に分かりやすく開示し、みんなが施設の利用に努め、役立つ施設を大切に長く使うこと。長崎市の市民病院や市立図書館のPFI(民間事業体が資金調達を行って公共施設を運営する手法)導入などは、公共施設に民間的経営手法を取り入れた点で評価できると思います。(画像は、私のプレゼン風景。東京都庁のHP都政改革本部で動画公開されています。)

http://kikumoriatsufumi.com/wordpress/wp-admin/media-upload.php?post_id=5888&type=image&TB_iframe=1

カテゴリー: 世界日本経済, 建設, 投資, 東京, 経営, 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。