飛行機で読んだ一冊⑧「革命的福祉経営戦略」~福祉施設経営者に必要な戦略発想

3月15日夜、長崎から東京に移動するskymark(ヤマトジェット=宇宙戦艦ヤマトのシート)の機内で読んだのが、栗原徹氏(社会福祉法人エスポワールわが家理事長)著「革命的福祉経営戦略」でした。栗原氏は、日本社会福祉事業大学院福祉マネジメント研究科(修士)卒で、日本信販㈱(現三菱UFJニコス)専務取締役のあと、外資系企業のコンサルテイングを行ってきた方です。この本は、社会福祉法人における経営戦略の理論と実際を整理して説明した好著で、私が2000-2001年に書いた、「工務店はサービス業だ」(建築業)や、「21世紀のサロン経営」(理容・美容業)の介護福祉業界版の経営戦略書です。3月16日夜、東京から長崎に戻ってテレビを見ていたら、NHKの「クローズアップ現代+」で、「老人ホームに空きが?増える入居待ちの裏で」という番組が放映されており、特別養護老人ホームの稼働率が96%で(20,000人分空いている)、サ高住(サービス付き高齢者住宅)の中には経営破たんしているところもあるという事実を紹介していました。福祉施設経営に大きな経営環境の変化が押し寄せており、経営の巧拙が問われる時代になってきています。

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