美しい上五島の潜在力を再認識しました~離島振興改正に向けた準備(その5)

12月21日午後、五島うどんの製造会社の一つ、まるふじ製麺所を視察させていただきました。同社は私が「五島うどん」を全国区にするため、町役場にあらかじめ製麺業界全体に告知して頂いた上で、㈱狩野ジャパンの狩野喜治氏と一緒に上五島の製麺会社数社とお会いし、同社と契約していただいたという思い出があります。狩野ジャパンは、長崎県の麺を全国に販売することを使命と考える優良企業で、狩野社長には、私が委員長を務めた「大村市の財政を良くする懇話会」で委員をお願いしたことがあり、信念の経営者として尊敬申し上げている方です。その後、高橋弘一先生(町文化財担当)の勧めと案内で、新上五島町指定有形文化財である伊藤美俊(よしたか)家住宅を視察しました。伊藤家は網元で、同住宅は、明治6年12月第10代目当主伊藤助作美忠氏によって建築され、店の空間・客間・仏間・神棚の間・中庭など、空間配置が美しい家屋です。県内外の多くの古民家・旧大名屋敷を見てきた私も、これだけ立派な木材(けやき・楓など)を用いて、贅沢な空間配置をした美しい民間家屋を見たことがありませんでした。保存と同時に、維持費をまかなうために活用を進めることが必要だと思いました。(画像は伊藤家住宅の端正な座敷構え)

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