波佐見町での手作り感ある全国棚田サミットに感動~人間教育に裏付けられた「おもてなし」

9月28日・29日に長崎県波佐見町で開催された第23回全国棚田サミットにコーデイネータとして出席させていただき、地域としての底力を感じました。これだけの規模のイベントなら、外部委託もあり得たと思いますが、町役場は、職員総出で企画・実施してきたとみられます(平日なので、通常業務もこなしながら)。私自身、波佐見町には15年前から街作りに少しずつ拘わらせていただき、「街づくりは人作り(人材育成)」を実行されて、東京ドームでのテーブルウエア販売での情報発信により磁器販売が加速し、また、体験型・農村型観光で成功されて来ました。町役場と民間が協力して街作りに取り組んできた成果が現れていると思います。今回の棚田サミットで、私は、波佐見町の焼物公園を訪れた際に、波佐見東小学校5年の石橋威吹輝君から、おもてなしカード「ぼくのわたしのだいすきな波佐見町」を手渡しで頂きました。小学生たちが、今回のサミットに来られたお客様に色鉛筆で手書きのカードを書いてくれたのです。教育現場の先生方も知恵を絞られたのかもしれませんが、自然な「おもてなし」が街を繁栄させると思いました。小学生に教えられた気がしました。この光景を見て、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」(熊野古道)の調査に来られた「国際記念物遺跡会議」(イコモス)の委員が、子供たちが一生懸命郷土の世界遺産候補構成資産を学習している姿をたまたま見かけて、大いに感心したという話を熊野市で聞いたことを思い出しました。「サプライズがおもてなしのレベルを上げる」ことは料亭・ホテルを含め、効果的な場合があります。郷土の魅力を外部から来た人に伝えることを小学生の時から行っていることに驚きました。(画像は向かって右から、一瀬政太波佐見町長・私・原田賢一鬼木棚田協議会役員)

逕サ蜒・506663129242

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