春の嵐の中を稲佐山中腹で露天風呂を楽しむ~「葉桜や露天の湯面(ゆおも)荒びいて」「湯の街の空一枚の花嵐」

4月7日、春の嵐のような強風が吹く中で、3カ月ぶりに長崎市の「福の湯」に、体調管理のために行きました。その朝には、波立つ長崎港に巨大な国際観光船がゆっくり入港してきました(画像)。「葉桜や露天の湯面荒びいて」露天風呂に浸かっていると、湯の水面が波立ち、葉桜が枝ごと落ちて浮かんでいます。桜も、葉桜も吹き飛ばす程の風が吹き荒れ、眼下の長崎の街も吹き飛ばす勢いでしたが、僕は温かい露天風呂に浸かっていました。「湯の街の空一枚の花嵐」。「空一面」と言いたいところですが、「空一枚」は、雲が速く流れる空が一枚のカンバスだという「見立て」です。どんなに世の中が荒れても騒いでも、心静かに「竹林の七賢人」のようにゆっくりほっこりしたいものです。 

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