大音寺の石碑は大亀か龍神の子供か?

3月11日、大音寺にお参りした話を書きましたが、さっそく東京の博識な後輩からフェースブックで次の意見が寄せられました。すなわち、「「大きな亀の上に石碑を載せた珍しい「大亀の塔」もありました。」とありますが、「亀」ではなくて龍神の子供(竜生九子 竜の9匹の子供)の「贔屓(ひいき)」ではないですか?贔屓は五本指で人間が好きな性格。重たいものが好きだという伝説があり、よく柱や石碑の土台になっていたりします。」当研究所の原田幸二専任研究員が検索してくれて、やはり「亀跌碑(きふひ)」にある亀ではないかと思われます(「跌」ではなく本当は「足偏に夫」と書きます)。亀跌には、大名墓地等にあるもの、神格等を表彰するもの、僧侶を顕彰するもの、賢人を顕彰するもの、舎利塔に大別され、長崎市の大音寺の亀跌は「伝譽上人」を顕彰するものだそうです。どちらが正しいかわかりませんが、画像を添付しておきますから見て考えてください。長崎の場合は、江戸時代に長崎奉行所がキリシタンを牽制するために仏教を厚く保護したため、長崎奉行が造らせたものかも知れません。亀に画像のような耳は無かったと思いますが。

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