亀と贔屓(ひいき=龍の子)との関係

東京の博識の友人から今朝さらにメールをいただきました。長崎の大音寺の亀跌(きふ)についてここまで凝るとは思わなかったです。長崎市在住の歴史家・越中先生にも聞いてみよう。→「亀跌と贔屓の関係についておもしろい資料見つけましたので、引用します。宋代に遡る伝統のようです。川口市指定有形文化財 歴史資料 伊奈家頌徳碑 昭和48年5月24日指定「頌」とは、褒め称える、人の功績を称えるという意味があります。この石碑は、寛文13年(1673)に伊奈家5代半十郎忠常が初代半左衛門忠次から4代半左衛門忠克に至る伊奈家4代の功績を称え、その数々の事跡を後世に伝えるとともに、その徳を称えるために、菩提寺である周光山源長寺の境内に建立したものです。碑には根府川石が用いられ、碑台の正面には亀跌が彫られています。跌とは「足の甲」の意味で台石を表し、宋代には亀は「贔屓」であるとの伝説があります。贔屓は龍の九つの子のひとつです。中国ではこの時代、皇帝は親としての龍であり、高位高官の者を子として贔屓に見立てたといいます。この頌徳碑が亀跌碑であるということは、江戸幕府にあっていかに伊奈氏代々が重用されていたかを物語っています。」

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