世界遺産登録の持続的経済効果を得るために地域が取組むべきこと~長崎新聞記事に寄せて

2月15日の長崎新聞朝刊「人類の宝へ・教会群世界遺産推薦決定No.7」の連載記事冒頭部分で、私のコメント「年間の経済効果は軽く見積もっても200億円」という予想と、「交通・宿泊は間違いなく上がる」という部分が引用されていました(画像)。世界遺産登録は、本来、「文化財の人類の普遍的価値の保存」ですが、「活用」の一環として観光資源ともなるものです。ただ、講演やNBCラジオ番組でも申し上げているように、一定の条件を満たした場合にのみ、経済効果が持続的に得られることは、過去の日本の世界遺産登録後の観光客増減を見れば明らかです。成功要因については、「観光振興・街作り・産業振興などの分野の事業を総合的に展開する団体の設立」等4項目を上げており、論文「日本の世界遺産登録の集客効果とホスピタリテイ・マネジメント~明治日本の産業革命遺産登録に向けて」に詳しく分析しているので、ご興味のある方はそちらをご覧ください。

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