私が奈良で最も好きな秋篠寺~田圃(たんぼ)道薬師如来に苔と萩

9月21日、私が奈良で最も好きなお寺は秋篠寺ですが、46年ぶりの参拝となりました。奈良のお寺は、田圃の中に小さな森を形成し、その中にあることが多いのですが、秋篠寺も、頭を垂れ始めた稲穂に囲まれてひっそりと佇んでいました。秋篠寺は、西暦776年、光仁天皇の勅願により、薬師如来を本尊とし造営されました。本堂の伎芸天(ぎげいてん=吉祥と芸能を主宰し、諸技諸芸の祈願の対象)が有名で、十二神将なども十二支の動物の冠なども間近に見ることができます。しばし時を忘れて、薬師如来と左右の日光菩薩・月光菩薩などの仏像に見入ってしまいました。早朝は静かなので、仏像との対話ができます。このお寺のもう一つの魅力は、堂宇の周辺の苔むした森で、太陽の光があまり射しこまないので目が慣れるまで、暗く感じます。また、この時期、境内のいたるところに萩の花が咲いて、秋の風情を楽しむことができます。(画像は、本堂(講堂跡)。朝9時半の開門と同時に参拝したので、他の観光客はいない。)

 

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