寄付・ファンドレイジングを考えるシンポジウム開催

2月17日夜、長崎の寄付を考えるシンポジウムが長崎歴史文化博物館で開催され、NPO法人ファンドレイジング協会常務理事の鵜尾雅隆氏が基調講演した後、私がコーデイネータとなって、柴田順氏(ソーシャル・デザインコンサルタント、シンクながさき客員研究員)、武原由里子氏(壱岐子供劇場運営委員長)、山下和孝氏(長崎県男女参画・県民協働課長)、鵜尾氏で、パネルデイスカッションを行いました。パネルデイスカッションは、①県内NPO等の活動と支援、②寄附を活用したNPO等の支援、③長崎での寄付の在り方、の3部に分けて行われました。鵜尾氏の講演のポイントは、①民→民へのお金の流れの新しい時代を見る、②ファンドレイジングを「共感の獲得」「解決策の提案」という発想で捉えて考える、③財源戦略を持つ、④フックのかかる「仕掛け」を考える、⑤いい事業・いい運営がファンドレイジングの大前提、などでした。パネルデイスカッションの後、会場と意見交換しましたが、その際、「長崎市で親子の絆を深めるための催しに手作りお菓子を200円で提供しているが、市役所主催の会は無料でお菓子を提供しているため、参加者が市役所主催の50人に比べて30人くらいと少ない」との話が出されました。鵜尾氏ほかパネリストからは、行政の補助金がいつまでも続くとは思えず、それでも親子の絆作りのために地道に活動を続けて先駆者になって欲しいという発言がありました。コーデイネータやパネリストから多くの成功事例や寄附スキームのヒントが提供され、会場とのやり取りで熱気あふれたシンポジウムとなりました。18日午後は同様のシンポジウムを佐世保市アルカスSASEBOで行います。(画像は講演された鵜尾氏)

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