どんな企業でも成長できる~「経営戦略」と「人間の成長」で

7月18日早朝のオフィスから見える長崎港は、朝焼けを特に美しく感じました(画像の奥に女神大橋が見えます。)。このような景色を見ていると、プラス指向になります。25歳の時にアメリカで著名投資家ウオーレンバフェット氏を始め多くの専門家がニューヨークではなく、静かな地方都市で質素な生活をして、世界中の企業を育成したり経営者にアドバイスする姿を間近に見て、漠然とした憧れを感じていました。私は、全国の多くの企業に経営アドバイスを始めとする支援をしてきて、長崎に住んでいる今も続けていますが、「どんな企業も成長できる」ことを確信しています。ただし、その条件は、正しい「経営戦略」を実行し、経営者やパートナーや従業員の「人間の成長」があることです。企業は生き物で、業績不振に陥っている企業でも、その事実に気づき、環境を読みながら「経営戦略」という処方箋を一緒に作り、勇気を持って実行すれば、成長企業に転換できる場合が多いです。それを可能にするのは「人間の成長」で、「明日は今日より明るく豊かに」「強く願ったことは実現する」という信念を持って、決めた目標の達成に向けて、知恵を働かせて行動をとり続けることが重要です。多くの老舗企業が創業の精神を忘れ、「ゆでガエル」状態に気づかず、「気が付いたら先祖が築き上げて来た資産を取り崩してしまっていた」例が多いのです。厳しい環境に直面していることが内外に知られているような業界は経営者も身構えて慎重に経営しますが、例えば、病院・福祉施設・冠婚葬祭業等を含むサービス業の多くは、消費者・利用者の嗜好・行動が大きく変化したり、競争が激化していることに気づかないことが多いのです。世界・日本の経済社会構造が大きく変わる今こそ、企業も経営者である人間も大きく伸びるチャンスであり、国の内外を問わず、このような夢を共有できる経営者とともに歩みたいと思います。「「なぜ出来ないか」を言う者は、リーダーになってはならない。」(孫正義「危機克服の極意」、119ページ)

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