三木市へのミニ吟行(ぎんこう)~「滴りや志染(しじみ)に王の物語」「睡蓮や童の垂れる竿軽く」

5月27日、初めて兵庫県三木市に行った際に、防災公園・三木山森林公園・農業公園(神戸ワイナリー)など、今後の長崎県などの公園施設の運営にヒントになるような施設を、ご案内いただきました。「滴りや志染(しじみ)に王の物語」。三木市防災公園の中にある志染の石室は、「日本書紀」や「播磨国風土記」によると、第20代安康天皇が崩御した後、皇位をめぐる争いが起こり、第21代雄略天皇に斬殺された市辺押磐皇子(イチベノオシワカノミコ)の二人の王子、億計(オケ)と弘計(ヲケ)の兄弟が隠れ住んだ場所と伝えられています。また、ここは、「(窟屋の)金水」と言って、微細藻類の「ひかり藻」が繁殖し水面に浮き上がると、差し込んだ光を反射して黄金色に見える場所としても有名です。「睡蓮や童(わらべ)の垂れる竿軽く」。県立三木山森林公園は、三木市の中心部にあります。広さは、甲子園 球場のおよそ20倍、80万平方メートルで、行くと、いきなり一面睡蓮で覆われた池が目に飛び込みました。白と赤の睡蓮の花が咲いています。その睡蓮の葉の隙間に釣り糸を垂れる子供たちの風景がありました。魚は釣れていないようでした(笑)。自然の生態系を学ぶには最適な公園だと思いました。

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