講演「古賀十二郎の長崎学」を聞きました~「八仙花古賀十二郎を究めおり」

5月25日夜、平成29年度第1回長崎学ネットワーク会議公開学習会が開催され、会議の理事の一人として出席させていただきました。今回は、長崎市長崎学研究所・藤本健太郎学芸員が「古賀十二郎の長崎学」と題して講演をしてくださいました。古賀十二郎氏(1879-1954年)は、長崎の歴史を研究する際には欠かせない研究家で、「長崎評論」を創刊し、第1期の長崎史談会を組織し、福田忠昭氏とともに「長崎市史」編纂事業に当たりました。長崎市史は大正8年から編纂が始まっており、編修顧問に、三上参次(東京大学)・新村出(京都大学)が就任しており、当時の長崎の歴史研究が全国レベルで行われる契機となりました。「八仙花古賀十二郎を究めおり」。八仙花は、紫陽花の別名。紫陽花は長崎を代表する花で、咲く場所などにより、「七変化」と言われるほど変化する花です。「八」と「十二」を掛けています。「究めおり」は研究を意味します。古賀十二郎のように、一つのことに集中して取り組めることは人間として素晴らしいことです。この長崎学の系譜をどう次世代に継承するかが、長崎の大きな課題です。

カテゴリー: 人生, 俳句, 友人, 教育, 街作り, 観光, 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。