飛行機で読んだ一冊⑪~「本物の大富豪が教える金持ちになるための全て」

6月20日夜、長崎から東京に移動する便で読んだ一冊が、フェリックス・デニス著「本物の大富豪が教える金持ちになるための全て」でした。ブログでこの種の書籍を紹介することは、躊躇われるのですが、数多ある啓発本と全く異なり、この本は、自らの経営者として、投資家としての経験を、成功だけでなく失敗も率直に自己分析して書いてあるので、大いに参考になります。普通は、最も重要なことは、書きません。私自身、このブログでも過去6年間にわたって取り上げてきた通り、20歳台のころから多くの成功した経営者や投資家と何度も会って、様々な教訓を得てきましたが、各人の置かれた状況や事業分野は異なるものの、成功者には共通点があります。「死の床に就き、金持ちになる秘策を短い時間で伝えなくならなくなったら、私は、次のように言うだろう。①秘訣の半分は「所有」すること。②残りの半分は抜きんでた仕事をすること。」(p.245)著者のフェリックス・デニス氏はイギリスを代表するメデイア王・出版王ですが、①に関して同氏が最も重視するのは、事業でも株式でも1%でも多くの所有をすることであるといいます。②に関して、「抜きんでた仕事」をすることの意味は、(ア)良い人材が集まること、(ィ)間違いが減ること、(ウ)資産や事業の価値が高まること、(ウ)そのほうが楽しいこと、と言います。つまり「量と質」の両方を求めているのです。成功を目指す多くの日本の若者や経営者の皆さんに、「真実の言葉」を読み取っていただきたいと思います。

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