20年ぶりの極寒のアメリカ~日本に寒波が襲ったら耐えられるか?

1月7日のアメリカのABCニュースや、8日のNHKで報道されているように、アメリカはニューヨークでも零下15℃、シカゴでは零下40℃近い寒さが襲っており、ミシガン湖も凍っていて、砕氷船が映像で流れていました。比較的暖かい九州に住んでいると、寒さを感じることは年間2週間くらいで、住みやすいのですが、ちょうど32年前、私がシカゴに住んでいた時も、零下40℃近くまで気温が下がったことがあり、街を歩くときも、1ブロックごとに建物に入り、身体を温めながら歩くという経験をしたことを思い出しました。アメリカではシェールガス(天然ガス)の価格が急騰しており、交通機関も航空・陸運とも欠航したり影響を受けているようです。小売り業界では「夏は暑く、冬は寒く」が売り上げを伸ばす気候なのですが、それはあくまでも「適度の寒さ」の場合であり、物流や購買行動に影響が出る場合は全く逆の悪影響がでることは言うまでもありません。アメリカは、エネルギー大国で輸出国になっており、寒波が長期で襲ってもしのげると思いますが、日本は、現状原子力発電に制約がある中で、電力供給が電力会社では余裕率が3%程度までは耐えられるものの、異常な寒波にはおそらく対応しきれず、エネルギー自給率を上げるなど、エネルギー防衛を強化することが必要となると思いました。(画像は2012.7.28ロンドンオリンピックの開会式のNHKの映像。産業革命では石炭が利用されたが、日本でもエネルギー革命こそ喫緊の課題。)

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