穂坂邦夫氏から送っていただいた一冊の本「Xノートを追え!」~推理小説か仮想空間か?

1月に穂坂邦夫氏(埼玉県職員から志木市議会議長・埼玉県議会議長を経て2001年7月志木市長に就任。2005年7月からNPO法人地方自立政策研究所理事長。)から、1冊の本(朝日出版社刊)が送られてきました。題名は「Xノートを追え!」で、推理小説のような作りになっており、2月の移動時間を利用して読み進みました。穂坂氏とは、数年前、長崎で地方自治のシンポジウムのパネリストとしてご一緒させていただいたことがあります。メインテーマは「日本(国・地方)の財政問題」で、読まれた方も多いのではないかと思います。内容が現状からかけ離れていて仮想空間を見ているようで、私にはこの本の評価を表明することはできませんが、エコノミスト・シンクタンカーとして、成熟社会を迎えた現代日本の底流に流れる財政問題を今後どうするかという議論に一つの投げかけをしていると思います。各市町が財政を常に健全な状態に維持しないと厳しい現実が待っていることは言うまでもありません。私が長崎県の対馬市・大村市・佐々町という、当時財政的に厳しい現実に直面していた(あるいは放置すれば近い将来そのような現実に直面する恐れがあった)状況から改善するお手伝いを、委員長としてさせていただいた経験を踏まえると、行政(首長と職員)と住民が発想を変えて着実にやるべきことを実行すれば財政的に「明るい未来」に転じることは十分にできると思います。「気づき」と「決断・実行」が地域経営には欠かせません。

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