「お通し」は常識か?~NHKニュースで東京都の学生が問題提起し条例化を要望

1月23日早朝のNHKニュースで、居酒屋の「お通し」について、東京都の学生が、「断れない」ことを問題提起し、廃止や料金の明確化を図るための条例制定に向けて都庁に要望したことが取り上げられていました。半分の居酒屋ではお通しを断れないという調査結果も紹介されていました。法的には「席料」の位置付けで、慣例になっているので、大人は違和感がありませんが、学生にとっては居酒屋で300円の「お通し」を「頼んでもないのに勘定につけられている」ことに疑問を感じるのでしょう。日本には、慣例で、外国人から見たら合理性がないように見えたり、業界の利益を守るための制度がまだまだ多く存在します。様々な業界で少しずつ不合理な仕組みは消費者によって受け入れられなくなり、旧制度の破壊者の出現によって古い仕組を残す企業は淘汰されており、若者は外国人と並んで「イノベータ―」になり得ると思います。「お通し」などはほほえましい例かも知れません。若いころ、ビジネススクールで学んだ「価格戦略論」の「価格の合理性」の講義を思い出していました。(画像は、長崎県大村市のタンシチューで有名な「Toms」のステーキランチ。2013.12.2撮影。)

 

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