8月28日早朝の「モーニングサテライト」(東京12チャンネル)で、北海道フード特区制度(北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区)を活用した「第二トクホ」(北海道限定)が取り上げられていました。商品としては、㈱アミノアップ化学のAHCC(キノコの菌糸培養抽出物)とオリゴノール(ライチから抽出したポリフェノール)、DPTS(記憶障害改善剤)を含んだタマネギ・ドレッシングなど、「食」から「バイオ」へのレベルアップが図られており、具体的で先進的だと思いました。「第二トクホ」取得には、審査に2ヶ月程度、費用は2,000万円程度と、時間・経費面で大幅な軽減が図られている点が特徴です。放送によれば、「国家戦略特区」に引き上げることも検討しているとのことです。同特区の特徴は、「札幌・江別(加工食品)」・「函館(水産品)」・「帯広・十勝(農産品)」の3地域を設定し、産官学連携と3地域連携の相乗効果を出すように企画されている点です。10年以上前に、函館の経済界からの依頼で講演に行った際に、地場水産業から、アミノ酸等成分抽出の産業化について聞かれ、「加工」・「バイオ」に注力している地域だなと感じたことがあります。ちなみに、長崎県は、「地域活性化総合特区」として、「ながさき海洋・環境産業拠点特区」に指定されています。また、機能性食品についても、「ビワ茶」等の研究・開発に取組まれてきています。

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