8月26日午後、島原城の二の丸跡に建てられた森岳公民館で開催された、第三回「水道料金等懇話会・島原市水道事業評価委員会」に委員として出席させていただきました。長崎地方は、土日の大雨がやんで少し涼しくなりました。詳しい話はここでは記述できませんが、懇話会では、基本的な制度設計とシミュレーションが示されました。私はエコノミストとして、水道料金のような住民生活に不可欠な公共料金は出来るだけ低く抑えながらも(各所得階層で可処分所得に占める割合を一定程度に抑える)、少なくとも今後4年間財政に負担にならないように設計することが必要になると思います。また、利用者の大半を占める層の料金改定幅をできるだけ抑え、且つ大口ユーザーに対する配慮も制度上必要になります。過去20年間に亘ったデフレ時代とは異なり、安倍政権が物価の2㌫上昇目標(4年間で8㌫)や賃金アップを掲げており、実現できるかどうかは予断を許しませんが、これらの総括原価上昇を吸収できるような仕掛けを考えておくことも重要であることを申し上げました。(画像は美しい島原城。2012.4.18撮影。)

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