長崎の近代化遺産活用事業実行委員会で端島(軍艦島)の収録をしました~NCCの産業革命遺産シリーズ②

10月23日午後、「長崎の近代化遺産活用事業実行委員会」で、端島(はしま)(軍艦島)の収録を、台風の影響で波が高かったため、現地には渡らず、長崎・大波止(おおはと)で行いました。これは、平成25年度文化庁採択案件で、NCC長崎文化放送とのタイアップ企画ですが、私の解説は、「①端島炭坑が日本の近代化に果たした役割とは?、②端島の産業革命遺産登録へ向けた今後の課題は?」が中心でした。産業革命遺産として、端島全体を国の文化財として登録したうえで、崩れゆく岸壁・建造物・坑道などのうち、どこまで保全するか、保存整備に向けた財源の確保が喫緊の課題であることをお話しました。このほか、元端島在住者の方のインタビューで、1916(大正5)年以降、端島に鉄筋コンクリート造の高層アパートが建設される中で、「電化製品の普及率は高く、洗濯機や冷蔵庫があった」「アパートの屋上庭園では野菜とつくっていた」など、日本でも最先端社会であった、当時の端島での生活を語ってもらいます。(画像は収録風景)

カテゴリー: 世界日本経済, 観光, 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。