環境省浮体式風力発電実証事業の最終検討会に出席しました~日本にとって最初の大きな成果

1月15日午後、環境省の事業として6年間にわたり進められてきた、「浮体式洋上風力発電実証事業」の最後の検討会に、事務局として出席させていただきました(座長:木下健長崎総合科学大学学長・東京大学名誉教授)。これは我が国初の浮体式洋上風力発電プロジェクトで、長崎県五島市椛島沖に設置された発電プラントで発電された電力の余剰部分を水素製造に充てて、本土に運んで利活用するものです。私は、6年前に長崎総合科学大学の池上教授とともに発電プラントの立地調査・診断にかかわり、紆余曲折の後、五島市の協力を得て、椛島の漁業関係者の了解を得たことを今も覚えています。他の候補海域では、漁民の方々の賛同を得られなかったからです。2013年9月から2015年11月の間の視察・見学者数は2,712名となり、世界・全国から注目されるプロジェクトになったと思います。会議の内容については、環境省から公式に発表されると思いますが、大規模化により将来につながる事業性評価ができたと思います。地球温暖化防止という観点だけでなく、新しい産業の芽を育てるという意味で、大きな一歩を踏み出したと感じ、大変感慨深い会議でした。(画像は、同日東京に向かう飛行機内から右下に小さく見えた世界遺産・富士山。頂上以外、雪を被っていない。これも地球温暖化の現れだろうか。) 画像2016011509110000

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