横浜市議会経済・港湾委員会に講話をさせていただきます~近代化産業遺産の経済効果

8月1日朝、横浜市議会経済・港湾委員会が長崎市を視察される際に、私が「長崎近代化産業遺産群等による地域活性化及び市内経済への波及効果について」と題して講話をさせていただき、その後、ながさき地域政策研究所の原田幸二専任研究員と一緒に軍艦島コンシェルジュ(ユニバーサルワーカーズ)の案内で軍艦島を視察されます。同委員会は、横浜市における近代化産業遺産群(横浜市の造船関連遺産、ホテルニューグランドと横浜観光関連遺産、「貿易立国の原点」横浜港発展の歩みを物語る近代化産業遺産群、「重工業化のフロントランナー」京浜工業地帯発展の歩みを物語る近代化産業遺産群など)を活性化にどう活かすか検討されています。日本の近代化産業の歴史を石炭産業・造船業等で築いてきた長崎が、他の九州・山口の近代化産業遺産群や、横浜・神戸等の港湾都市と近代化産業遺産でつながっていくことで、アジアの先進国として独自の発展を遂げた日本の原点を振り返り、将来を展望することが必要で、その時期に差し掛かっているのではないかと思います。このように考えると、軍艦島を始めとする近代化産業遺産群は、土木・建築分野だけでなく、経済産業史的にも重要な遺産であることがわかります。(画像は軍艦島第二見学広場からの風景。海底炭鉱へと続く坑口が残っている。)

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