日本航空123便墜落から29年~完璧ではありえない安全にどう向き合うか

8月12日早朝、羽田から長崎に向かうJAL1841便に乗っていた時、機長の操縦席からのアナウンスで、「今日が日航機墜落から29年にあたる日です。私がまだ生まれてもいない、入社もしていない時の事故ですが、このような悲劇が二度と起こらないように、万全を期したいと思います。」と、お決まりの言い方ではなくて、パイロットのたどたどしく、詰まりながらの言葉で語られたことに驚きました。もちろんそのようなアナウンスをすることは会社として方針は出ていたのでしょうが。この事故を振り返ると、なぜか、坂本九さんと住友銀行の調査部長が乗っていたことを思い出します。長崎に住んで、九州・山口以外に移動する場合、飛行機は不可欠です。私自身も怖いながら年間50回以上飛行機を利用しています。フジテレビでは、夕方、「8.12日航機墜落30回目の夏、生存者が今明かす32分間の闘いーボイスレコーダーの新たな声」が放送されました。520人が命を奪われた事故で、4人が生存していたことは驚きでした。しかも、4人とも最後方座席に座っていたことは、私の常識に反するものでした。すなわち、飛行機は頭を僅かに上げて航行するので、墜落する場合は、後方から落ちるのが通常と思っていました。しかし、日航123便は制御不能に陥っていたので、体勢の立て直しが不可能だったのだと思います。今年もマレーシア航空機の失踪・墜落が相次ぎ、飛行機は完璧ではないことを思い知らされています。いくら安全対策をしていても、最後は「運命」なのでしょうか。

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