夏が来ると思い出さずにはいられない~原爆投下の長崎から平和を願う

長崎の人は、夏が来るたびに、思い出さずにはいられないことがあります。今年は、委員会などで長崎大学医学部に行く機会が多く、特に暑い夏に坂を登って医学部に行くと、原爆投下の日のことを考えてしまいます。多くの医学生の命が失われた日でもあります。今は、放射線治療のレベルが上がり、手術と同等の治療効果のある放射線照射による癌治療方法(高度変調放射線治療IMRT)なども開発されています。放射線の平和利用により多くの命が救われる時代になりました。私は、長崎市総合計画審議会の副会長を務めさせていただいており、部会で議論される施策の「被爆の実相を継承します」という項目を重く考えています。被爆された方々が高齢になられる中で、悲しい経験を世界平和に変えるために、不断の努力をしなければならないと思います。(画像は、長崎大学医学部良順会館。150周年ミュージアムがある。)

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