台風16号は久々の大きな台風~今年は長崎近辺を訪れる台風が多い

9月16日の満席のJAL最終便で東京から長崎に戻ってきてから、長崎市内では風が強くなり、17日今朝起きたら、満潮の影響もあり新地の川の水が、橋げたスレスレまで上がっていました。長崎市松ヶ枝町あたりが床上浸水した画像がNHKニュースで報道されていました。台風やハリケーンが大型化していることと、地球温暖化を結び付けていう人がいますが、科学的根拠はないのではないかと思います(仮説ではあっても、統計学上有為ではない)。古今東西、「地震・高波・台風・洪水・噴火等、天災地変が起これば、まず安全な場所に逃げることが、人間ができる唯一最善の手段だ」ということを、改めて東日本大震災は教えてくれました。自然の猛威に逆らうことはできません。17日今朝の西日本新聞13面に、先般ブログで取り上げた「モニター会議~「命を守る」の追求を」と題した報告が掲載されていました。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という諺にもあるように、人間は同じ過ちを何度も繰り返します。「土砂崩れの前にはガスのようなにおいがする」というおばあちゃんの言い伝えを守って逃げた家族が助かっているという例が同紙に紹介されていました。津波でも、江戸時代の大津波の言い伝えが残っている村が、その後の津波で高台に避難して助かっている例が多くあります。一見、現代社会は自然災害と無縁な生活を送れるように発展してきましたが、防災の知恵を子孫にいい伝える「知恵の伝承」と、行政の前に「地域の絆」で何とか対処することが求められています。(画像は9月17日の朝、長崎新地の自宅から、暴風で板壁の一部が剥がれて飛んだ家が見えた)

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