兵庫県・神戸市の医療福祉産業集積都市形成の試み

3月9日、①兵庫県立福祉のまちづくり研究所(神戸市西区)と、②神戸市産業振興局工業課・医療産業都市推進本部・財団法人先端医療振興財団(神戸市中央区)を長崎県産業労働部松尾氏・当財団の菊森・松本で一緒に訪問し、それぞれの医療福祉の産業連携への取り組みについてお話しを伺いました。兵庫県・神戸市は、日本で最もこの分野の研究・実践への取り組みが進んでいる自治体です。①は、車椅子・義肢義足・ベッドを始めとする福祉機器の常設展示やリハビリ病院(300床)・障害者スポーツ施設も併設する、臨床と研究と産業化が一体となった施設です。②は、ポートアイランドに建設された「神戸医療産業都市」を形成しており、京都大学・大阪大学・神戸大学の医学研究(再生医療・がん治療等)や中央市民病院等の臨床研究(治験を含む)をベースとして、理化学研究所を始めとした内外の企業を誘致し、神戸空港から5分という地の利も活かして海外の研究・医療機関とも連携している一大都市です。先端医療振興財団での大学・研究機関と民間企業とのマッチング案件相談が4年間で1,000件と聞いて、日本最大だと思いました。長崎県でも取り入れられる部分は早速導入したいと考えます。(画像は①の展示室での車椅子の先端的商品化事例)

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