ソーシャルビジネス普及啓発セミナーでの講演・コーデイネイト実施

7月8日五島市、9日新上五島町でソーシャルビジネス普及啓発セミナーが開催され、その中で、「ソーシャルビジネス概論」と題して講演させていただきました。これは、長崎県の雇用労政課が企画し、当財団で実施させていただいたものです。講演では、「ソーシャルビジネス55選事業例」や長崎県にとって必要な5つのビジネスモデルについても説明いたしました。講演の後、実践者による事例発表、私がコーデイネートしてパネデイスカッションが行われました。五島市ではNPO法人アクロス五島濱崎事務局長と福江島おんだけ振興会田中事務局長、新上五島町ではNPO法人つばきネット近藤事務局長と上五島やぶ椿会岩永代表に事例発表をしていただきました。パネルデイスカッションでは、五島市商工振興課の山田様と新上五島町まちづくり推進課の坂下係長様にも行政の立場から参加いただきました。梅雨明けの強い日差しが照りつけるなか、五島市・新上五島町とも25名程度の住民の方々に出席いただき、質疑応答を兼ねた交流会では、当初の顧客獲得やマーケテイングをどうするか、資金をどのように得ていくか、五島ブランドをどう確立するかなど、真剣な質問・議論が繰り広げられました。また、国のふるさと雇用制度の一層の充実や要件緩和を図ってほしいとの声が住民から出されました。離島・半島は少子高齢化が最も進み、「日本の将来の縮図」なので、社会的課題の解決を目指すソーシャルビジネスの成功事例を多く作りたいと思いました。そのためにも、9月以降「アドバイス会」で具体的なビジネスモデル構築支援を行いますが、さらに恒常的な支援組織として、3年前から私が提唱してきた、中間支援組織が必要だとの感を強くしました。

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。