次世代の「お金」教育は「プロとして働くことの重要性」から~年金不安世代の「長期投資」の重要性を考える

3月2日午後、福岡・博多で親しい経営者中野晴啓氏(セゾン投信㈱社長)と2年ぶりにお会いしました。このブログでは投資運用の話は極力避けていますが、私は日本証券アナリスト協会検定会員でもあり、若い時から、三井住友FGのALM(Asset and Liability Management)や証券運用企画に携わり、米国の年金運用会社アライアンスキャピタル社と業務提携(人材育成を含む)をまとめた経験があり、資産運用には強い関心があります。また、今でこそ脚光を浴びていますが、不動産価格の安定のために大手不動産会社と不動産投資信託(REIT)導入をして来た経験もあります。ただ、日本人は資産運用に適さない心情の人が多いのが実態だと思ってきました(これまでの年金運用のパフォーマンスを見れば一目瞭然です)。中野社長は「長期投資」をビジネス化して、現在約700億円の資金を運用していますが、私は次世代を担う若い顧客層に大幅に、安い手数料で「直販」の投信を販売してきた地道な経営者として信頼しており、今後のグローバル投資・国内投資の市場を変える可能性があると思います。2011年1月29日には、私からの提案を受けてくださり、長崎でも講演していただきました。今回、中野氏とお会いした際に、子供の「お金」教育をどうするかという点について、「お金の基本は{働くことの尊さ=プロフェショナルであることの必要性}を子供に教えることが先決で、多様な労働からお金を得ることを教えることが、現在の日本には不可欠だ。東北地方の学校で講演した際に、全体に白けている中で、長距離トラックの運転手の子供と話していた時に、父親の仕事がいかに世の中に無くてはならない、プロフェッショナルな仕事かを教えると、子供の目が輝き、将来就きたい仕事について語り始めた。」と話しておられたのが印象的でした。日本を明るい国にするには、「働くことの重要性」を子供の時から教えると、「お金の使い方や貯金」にも正しい理解ができるようになると思いました。(画像は挨拶中の中野社長)

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