「小さなチーム、大きな仕事ー37シグナルズ成功の法則」(Rework)を読みました

12月2日のモーニングサテライト「リーダーの栞(しおり)」で紹介されていた「小さなチーム、大きな仕事ー37シグナルズ成功の法則」(原書:Rework、著者:Jason Fried and David Heinemeiner Hanson)を長崎~福岡間の高速バスの車中で読みました。紹介者は、スマホアプリ開発とインターネット広告で急成長を遂げている、ユナイテッド㈱の金子陽三社長です。私は、経営コンサルタントとしてIT企業を含め多くの企業を育成してきましたが、従業員が30人を越えると社長が従業員を把握しにくくなるので、「壁」があると考えてきました。また、「従業員は少ない方が精鋭に育つ」ことを経験し、現在のシンクタンク・研究所でも「人材は育つ」と痛感し、経営を実践しています。ただ、人材が多くいないと成長できない企業が普通で、その場合、多くの人材を使いこなすだけの経営戦略・経営管理が必要となります。私が経営するシンクタンク・研究所やコンサルテイング企業、新しいIT企業は「知識」と「知恵」の集積が不可欠で、質を保ちながら、人材を増やせれば成功すると考えています。その点から、この本には「はっ」とさせられる記述が沢山あります。例えば「真似てはいけない」(p.141)には、「ビジネスの世界でのコピーは通常もっとも邪悪なものである。これは失敗の方程式で、模倣することによる問題とは、理解を飛ばしてしまうことだ。」など、含蓄が深い。成長企業を創ろうとし、あるいは経営している方には、是非一読を進めたいと思います。

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