5月11日夜NHKで番組「メイドインジャパン・逆襲のシナリオ」を見ました。マツダの開発・製造連携による「一括企画」、パナソニックの「事業部制」への回帰と「カンパニー制」の導入、京セラの「アメーバ経営」と「職責と給与の別決定」など、大企業が市場適応するための組織改革が前半で取り上げられました。大企業が直面する組織問題は、振り子のように、時代とともに「集中と分散」の間を振れます。後半では、中小企業連携による「京都試作ネット」や東日本大震災の被災地でのドーム型施設での「野菜工場」ドリームチームなど、中小企業の挑戦が取り上げられていました。大企業・中小企業とも「ジャパニーズ・ブランド」がグローバル市場で価値を持つ基本であること、大手家電を始め、日本の製造業が揺らいでいるのは、「市場」の声を聞かずに技術指向で商品開発を進めてきたことなどが指摘できると思います。「現場主義」に立った製品開発と、「市場の変化」への迅速な対応ができれば、日本は「物作り」でまだまだ成長できると思いました。11日の日経新聞に書かれているように「円安になっても製造業の海外移転が進む」ということも事実ですが、日本の製造業が真にグローバル企業に成長するためには、避けて通れない道だと思います。「ブランド=世界に通用する信頼性」が、製造業の基本だと考えます。(画像は、文章と関係ありませんが、現在開催されている長崎新聞社薔薇展。) online pokies game

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