「世界で最もイノベ―テイブな組織のつくり方」と「学習する会社のナレッジ・コラボレーション」

11月7日・8日の長崎~大阪間の飛行機での移動中、一気に読んだのが、山口周著「世界で最もイノベ―テイブな組織のつくり方」でした。日本では、個人の能力や意欲を組織・企業経営に活かせていない(組織が個人をダメにする、いわゆる「風通しが悪い」)例が大半で、それが、日本企業の高齢化やイノベーションを起こせない「リーダーの不在」や、組織運営のノウハウが蓄積されていないためであることは、私が、過去、企業をコンサルテイングする際に常に感じていたことです。この本と同じ趣旨の本「学習する会社のナレッジ・コラボレーション」(画像)を私が12年前、日本総研の主席研究員であった2001年5月に出版しており、「個人の知恵の組織的マネジメント」が重要であることと具体的な手法の一部をまとめました。この本のプロローグ「創発革命の時代を生き抜くために」を慶應義塾大学教授竹中平蔵氏(この本が出版される記念に、有楽町の朝日ホールで二人でトークショウを開催した思い出があります。その後、ほどなく、第一次小泉内閣の経済財政政策担当大臣にご就任。)にご登場いただきました。アベノミクスが進む中で、民間活力をいかに高めるかは、企業・組織が、個人の能力・意欲をいかに殺さないで活かすかにかかっています。

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