四谷の隠れ家・万作で江戸の味を楽しみながら打ち合わせ~料理の素人が名店の料理を言葉で表現する難しさ

5月1日夜、四谷駅にほど近い隠れ家的料理屋「万作」(新宿区若葉)で、江戸の味を楽しみながら打ち合わせしました。主は澤野万作氏で、友人のご紹介で初めて行く店でした。ここの料理は、「鬼平犯科帳」に出てくる鬼平が好んだ江戸時代の料理をモチーフにして、創作したもので、素材にこだわり、季節ごとの味わいを大事にしています。文藝春秋編「鬼平舌つづみ」にお料理が写真入りで紹介されているので、興味のある方はご覧ください。今回は、季節の魚として、「焼き鮎の湯葉添え」が出されました(画像)。締めは「茶碗蒸し風リゾット」ともいえる料理で、和食とイタリアンが融合した感じでした。長崎から東京に向かう連休の間の飛行機は満席で、ワグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聞きながら羽田空港が混雑しているためか、時間をかけてゆっくり着陸する前の房総半島を眺めていました。夕日に光っていることから、房総半島のかなりの部分が池沼や棚田や川などの水面であることに気づきました。日本の田園風景にとって、水の存在は重要で、フランスやドイツのブドウ園や畑とは大きく異なります。和食は「水が育んだ作品」とも言えるのではないかと思います。

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