「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録がユネスコに勧告されました~地域をあげた取組が求められる

5月4日、ユネスコ世界遺産委員会の諮問機関ICOMOSは、「明治日本の産業革命遺産」を世界遺産に登録するよう勧告を行いました。名称を、「明治日本の産業革命遺産、製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」と変更することも勧告されています。私は、宮川氏(元長崎市助役)らとともに長崎近代化遺産研究会を2008年6月29日に設立し、約7年間、地道な活動を行ってきており、今回の勧告を多くの長崎県民や関係者とともに、心から喜んでいます。端島(軍艦島)・グラバー園など長崎の観光にも追い風で、長崎県に来られる観光客も急増する可能性が大きいと思います。ただ、過去の日本の世界遺産登録の事例を見ると、集客効果を維持することが容易ではないことも、私が学会論文「日本の世界遺産登録の集客効果とホスピタリテイ・マネジメント~明治日本の産業革命遺産登録に向けて」で分析・提言した通りです(画像)。これからも地域を上げた各種取組や将来につながる遺産の研究で、世界遺産による街作りを進めていきたいと思います。

 

画像2015050507080000

カテゴリー: エンターテイメント, 福岡, 観光, 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。