7月16日午前、第四回長崎県県庁舎跡地活用検討懇話会作業部会がマスコミ等情報開示の上で開催され、副部会長(部会長代行)として出席し、活発な意見が交わされました。限られた面積の跡地ですが、文化芸術ホール(歌曲・舞踊など一流のアーテイストを呼べて音楽・演劇ができ、長崎県の文化・芸能を情報発信できる小ホール)、歴史系資料館(世界遺産資料館・出島との一体化展示など長崎歴史文化博物館とは異なった切り口の館)、広場(多目的)を中核施設とし、バスベイ設置や、観光情報拠点機能も一角に持たせる(IT活用等工夫する)という意見が大勢を占めました。県庁跡地に賑わいを創出し、イベント企画等により集客力のある施設とすることが委員の皆さんの意見の根底にあります。また、施設全体をクリエイテイブな創作活動など長崎県の将来を開ける場とし、広場なども当初は用途を限定せず、多目的に使える拡張性を具備するべきとの意見も出されました。私は個人的には、県庁跡地が、ブリックホールや長崎市文化ホールとは異なった規模・コンセプトで、長崎市内の文化だけでなく、県全体の伝統文化(壱岐・平戸神楽、五島・生月のオラショなど)やイタリア・オペラのアリアなどを鑑賞できる300~500名収容の小さなホールがあればいいと思いました。次回はこれまでの方向性を踏まえ、事務局案を複数提示し、議論を詰め、今後の実現可能性検討につなげることになります。(画像は手前が出島復元、奥が県庁跡地の模型。この二つの一体開発が望まれる。2012.2.22県庁で撮影。)

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